2014-01-01から1年間の記事一覧

今度は子猫の話(3)

(モナカの話しは終わっても写真では主役だよ) 芸術の秋だ。あっちこっちうろうろし、しばらくパソコンを開かないうちにブログの存在も忘れてしまった。前回のブログで「次はコゲの話し」と書いたが、時間が経過しすぎてしまったので、本題の子猫の顛末を先…

今度は子猫の話(2)

(これからは僕の独壇場だぞ!モナカ) 前出の子猫騒動と今回の事の半年前に、また同じような事があった。その時は明らかに厨房の下から声が聞こえ、厨房の壁を破るとちっちゃなちっちゃな子猫はすぐに現れた。モナカの子猫の頃にそっくりだった。彼も山に捨…

今度は子猫の話(1)

(写真はモナしかアップできませんが・・・) また実家の屋根裏で子猫が鳴いている。 僕も手をこまねいていた訳ではない。 屋根に登って侵入しそうな箇所に網を張ったり、 屋根裏から壁下に落ちそうな所へ、狭い屋根裏の中で身を屈めながら汗だくになりなが…

ルナの奇跡

ルナが亡くなったのは10年前に亡くなった僕の父の命日の二日後の10月12日だった。 大型犬を連れているとよく人から言われる。「よく食べるでしょう、食費がかかるでしょう。」小型犬を飼った事が無いから実感はないが、大型犬だからといって食費がかかるとい…

ルナの記(8)

昨日、ライ君の育ての親でありライ君、ルナのペットシッターをしてくれていた若いお嬢様達とその方々に縁があり僕も犬友達になっていたご近所さん3人がルナの冥福に来てくれた。人間だけではなく彼女達の犬達5匹も冥福?(お騒がせ?)に来てくれた。ルナ…

ルナの記(7)

ルナはとにかくドライブが好きだった。これは我が家にきた犬達みんなそうだった。 初代のムンは車の中ではほとんど後ろで伏せていた。ムンはドライブの行程の中では車の中より、目的地や休憩で車から降りた時の方が嬉々としていた。どこへ行っても何をしても…

ルナの記(6)

親バカならぬ犬バカではないが、ルナがいかに賢かったかその一例を記そう。 ルナは時々ライ君がくつろいでいるベットに入りたがっていた。ルナが我が家へ来た時、ルナは僕の目の前でベットにいるライ君のもとへ行って『ウォン!』と吠え威嚇した。ライ君は情…

ルナの記(5)

ルナとライ君は最初から仲良しだった訳ではない。というか、最後まで仲良しではなかった・・・と、僕は思っていたのだが、ルナがいなくなって何となく元気のないライ君を見ていると、それなりにいい相棒か仲間のような夫婦だったのかなあと思った。 ルナが我…

ルナの記(4)

やはりブログをやっていてよかったと思っている。もともと懐疑心が強い僕だ。「誰が僕のブログを見るのだろうか?」と思っていたのだが、僕の気まぐれな話しにそれなりに返事があったりする。基本的に一人でもこれを見てくれている人がいれば僕は嬉しいし、…

ルナの記(3)

ルナが我が家へ来たのは6年前のクリスマスの日だった。ルナを愛してくれたその方が一緒に我が家まで連れてきてくれた。我が家はすでにライ君がいた。ルナの振る舞いは超然としていて、まさにグレート・デンそのものだった。因みにデンとはデンマークという…

ルナの記(2)

ルナちゃんは超大型犬で、地元では火葬できないので(それは前の犬ムンちゃんで承知していた)下関の霊園まで火葬しに行った。下関には28歳の娘がいる。帰省した時はルナちゃんライ君をよく可愛がってくれた。だから娘にルナちゃんが亡くなって火葬しにい…

ルナの記(1)

ルナとの出会いは本当に神様からの巡り合わせだった。僕は奇跡だと思っている。だって、前々からグレート・デンを飼いたい!言っていたのだから。でも、グレート・デンは長生きしないと聞いて、「それじゃあ、かわいそうだね。」と諦めていた。それが・・そ…

訃報、ルナちゃん

ルナちゃんが今日の午後7時ごろ亡くなった。 3週間くらい前から調子が悪かった。急に散歩に行きたがらなくなって、寝たきりで食事も食べなくなった。もともとは気まぐれな娘だったので、また行きたがらなくなったのかと思っていたが、さすがに食事をしなく…

徳冨信恵エピソード1−2

実はこのルナちゃん、3日前から急に立てなくなって、年も年だから(超大型犬は寿命が9年とも言われている)ルナも9歳で心配していたのだけど、とりあえずまた歩けるようになり、食事もしたので安心したのだった。が、これからはそんな連続なのだろう。覚…

徳冨信恵エピソード1−1

久しぶりに徳冨信恵に会った。厳密に言うと、数日前、演奏会の打ち上げがあるので駐車させてくれとちょっとだけ顔を見せたがそれ以来だ。何故彼女が来たのかと言うと明日ちょっとした演奏を二人でする為の合わせ練習に、彼女がお店へ来たのだった。 彼女は来…

ジュニアオーケストラを聴いて(4)

ベートーヴェンの交響曲第7番にはトロンボーンはいらない。という事はジュニアオーケストラのトロンボーンの子ども達に負担をかけさせたくなかったのだろう。その為だろうか、前半はワグナーの『ミュルンベルクのマイスタージンガー』の前奏曲とグリーグの…

ジュニアオーケストラを聴いて(3)

実は当日まで、ジュニアオーケストラが何の曲を演奏するのかわからなかった。プログラムを開いてのお楽しみだったのだが、実はこのプログラムは深読み裏読み満載なのだ。具体的に言えばプログラミング(選曲)がけっこう深読みできて面白い。 例えば地方で聴…

ジュニアオーケストラを聴いて(2)

あまり生々しいお金の話はできないが、各楽器の指導者の総数が14名として指導者にかかる経費は運営委員報酬込みでざっと月々40万は使っている。それに定期演奏会ではそれなりの指揮者を呼ぶのだが、僕が関わった時の相場でいえば本番で30万から50万…

ジュニアオーケストラを聴いて(1)

昨日僕が関わっていた、そして息子が関わっているジュニアオーケストラの定期演奏会を聴いた。 ジュニアオーケストラと言ってもその運営や形態は様々だ。それによって実力も異なってくる。子ども達の周りの環境がいかなるものか、これは運だから仕方がないの…

ペットロス症候群

ムンが逝ったのは7歳の時だ。大型犬はもう老犬の域に入る歳で、これからどうしようか?と話しあっていた矢先の突然の死であった。薄情な言い方だが肉親の死よりも衝撃的なショックを受けた。感情はコントロールできない。これが本心だ。で、本でその名前を…

ムンの命日

どこにでもある話だが、第一子の写真はたくさんあるが第二子からの写真は極端に少なくなる、とか。類に漏れず我が家もそうだ。我が家は人間ではない。極端に写真嫌いな僕だから我が子の写真は第一子第二子関係なく少ない。そんな僕でも犬の第一子の写真は結…

2周年記念の会のお礼

さる8月23日(土)、お店『赤いはりねずみ』の2周年記念の会も皆様のお蔭で盛会に終えました事、本当にありがとうございました。 どこにでもあるような普通の記念パーティーならしなくてもいい、と当初は思っていたのですが、徳冨信恵さんをはじめいろい…

曲目解説(7)

前出のプライアーの『口笛吹きと犬』はオーケストラの曲だが、彼の他の作品は全く知られていない。 同じアメリカの作曲家で長年ボストンポップスオーケストラで多くの作品を創った作曲家がいる。ルロイ・アンダーソン(1908〜1975)だ。彼は 自分は…

曲目解説(6)

「欧米人は犬より小さいものは目に入らない。」とよく言われる。それは犬と密接に共にしてきた狩猟民族の血がそうさせるのだろう。だから欧米は犬には、とても寛大だ。行かれた方は見られただろうが、あちらでは公園や道でも犬がリードで繋がれずに歩いてい…

曲目解説(5)

誰もが彼の名前を知っていて、彼の曲を知らない人は絶対にいないであろう作曲家がいる。ポーランドで生まれパリを中心にフランスで活躍したショパンだ。彼の作品のほとんどはピアノ曲であり、そのどれもがピアノの魅力を感じさせてくれる、まさに彼こそがピ…

曲目解説(4)

作曲家は演奏家でもある。バロック時代のバッハ(1685〜1750)や古典派のモーツァルト(1756〜91)の時代、作曲家は貴族に雇われていてその地位も高くはなかった。楽団を持っている事は貴族のステータスになってた。だって来賓を招いての晩餐…

曲目解説(3)

ドイツの作曲家ベートーヴェンが交響曲第9番、所謂『第9合唱付き』を作曲した6年後の1830年、フランスの作曲家ベルリオーズが幻想交響曲を作曲した。この二つの交響曲は音楽史において大きな意味を持つ。オーケストラの大曲の全てが交響曲ではない。…

曲目解説(2)

僕は自分のコンサートでは直接解説しながら演奏するスタイルを好んでやってきた。話す内容も決めないで会場の大きさやお客さん層や雰囲気などで柔軟に変えている。だからこうやって文章として残るような解説すると緊張してしまう。誤字や間違ったことを記し…

曲目解説(1)

前回のブログのテーマがよくて楽しく記していたが、それも終わり次に書くことが無い。このままずっと筆を(PCキー)を置いたままではイカンだろう。 などと思いながら朝の散歩していて思い浮かんだ。 来週の土曜日にお店の『2周年記念ミニ・コンサート』…

徳冨信恵というピアニスト(17最終回)

通常オーケストラの人間は個人練習をしっかりとし てから合わせ練習をする。その合わせ練習も演奏会直前でない限りは週一回ってところだ。前にも書いたが指揮者練習は本番前に2、3回あればいいほうだ。それ以外は代わりの人間が指揮をする。 徳冨信恵さん…