ルナの記(4)


 やはりブログをやっていてよかったと思っている。もともと懐疑心が強い僕だ。「誰が僕のブログを見るのだろうか?」と思っていたのだが、僕の気まぐれな話しにそれなりに返事があったりする。基本的に一人でもこれを見てくれている人がいれば僕は嬉しいし、今は何人かは見てくれていると確信できるので、このブログを続ける事にやりがいがもてる。
 さてこの『ルナの記』も見てくれている人がいた。ルナとライ君の昔の犬友だちだ。その方、愛犬が亡くなったと聞いてそれ以来会う事はなくなった。その方から返信があった。もうその子が亡くなったのが3年前の事だと知った。その方からのルナへのお悔やみの返信は本当に嬉しい限りだった。僕もそうだったが自分の犬がいろいろな人へ時間が経過しても記憶に残っているなんて本当に感謝だ。その話しを他の犬友だちにすると、返信をくれたその方はブログもしていると聞いた。確かに僕も昔本人から直接聞いていた。それにうちの子たちもそのブログに載せるとも言っていた。ごめんなさい!こうして自分でブログを発信している僕から言うべき言葉ではないのですが、僕はアナログ人間で自分のブログの書き込みとワープロ機能以外では滅多にパソコンを開きません。ですから、その方の愛犬が亡くなったと噂で聞いても訃報も出しませんでした。でもその方の愛犬とご夫婦は今でもよく覚えていますよ。黒柴のさくらちゃん!あの世でルナと一緒に遊んでやってください。
 あと、ライ君はペットショップの売れ残りだったのだが、ライ君が我が家へ来た縁で、その店の店長さんがライ君のペットシッターになってくれていた。ルナが我が家へ来るとそのお店の店員さんも来てくれた。その店員さんの名前からあだ名をクマちゃんと呼んでいた。そのクマちゃんがルナの担当だった。ルナが亡くなって3日後クマちゃんから電話があった。「ルナちゃんの調子が悪いと店長から聞いたのでルナちゃんに会いに店長さんと来たい!」っと。僕がルナが亡くなったと告げると大変に残念がって、今度店長さんと一緒にお線香をあげに来たいと言うので快諾した。ここにもルナを愛してくれていた人がいた。本当に嬉しい限りだ。因みに、クマちゃんと一緒に来るという店長さん、厳密に言うと元店長であり、クマちゃんと同じ位の20代(おそらく)のお嬢さんであり、ライ君の育ての親でもあるのだ。だから彼女達が来るとライ君が大喜びだろう。それは僕も嬉しい。別に彼女達が若い女性だからではない。ルナが亡くなって、ライ君がなんとなく元気が無いからだ。実際にライ君はルナが亡くなってずっと下痢便だ。
 ルナが亡くなって元気なのは2匹の猫どもだけだ。奴らが居間で元気に運動会をやっているとルナが野太い声で「ウォン!!!」と、一喝していた。今は奴らの目の上のたんこぶはいない。もうやりたい放題だ!
ライ君は迷惑そうに逃げ回っているだけだ。ライ君も早く元気になって一喝してもらいたいが、小心者のライ君では無理だろうな。