2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

デトモルトにウナギのかば焼きがやってきた。

(かば焼きってこんなになっているのかなあ) ある日デトモルトの日本人の留学生の間でこんな話が広まった。「ある日本人が、今度かば焼きを持ってデトモルトへ来るらしい。ただしキリスト教の集会に参加した人だけ食べる事が出来るのだそうだ。」 ドイツに…

子供たちのコンクールを聴きに行く

(私たちもコンクールにでてみる〜う?) ある日山ちゃんは、レッスンを受けるべくアヒレス教授の部屋に入ると、そこには高校生らしき若い男の子がピッコロを吹いていた。ヴィヴァルディのピッコロ協奏曲だったのだが、それが本当に上手だった。特に山ちゃん…

山ちゃんの初舞台はオペラハウス

(ここはライヴィッチハウス!ルナ占領する) 山ちゃんオーケストラデビューの前夜、酒盛は当然だがその前にする事があった。明日演奏する『劇場支配人』の1場面で実際に楽団が舞台に上がって演奏して、そこでバレリーナが踊るという演出があるのだった。(…

オーケストラは楽し

(お散歩も雪遊びも楽し〜い❤) 山ちゃんはいよいよドイツで初めてのオーケストラにのる事になった。アヒレス先生が「モーツァルトのオペラだ。」と言ったのだが、曲名は山ちゃんには理解できなかった。ただ、『魔笛』『フィガロ』『ドン・ジョバンニ』など…

山ちゃん、いよいよオーケストラにのる。

(ルナピンスキーは仲良くおねんねだよん) 楽しいスペイン旅行から帰った山ちゃんを、デトモルトでの2年目になる学生生活が待っていた。1年目のレッスンはバロック時代の音楽が中心だった。最初はクヴァンツのト長調の協奏曲から始まり、ヘンデルやJ.S…

パンプローナでの寄り道

(気まぐれなのはスペイン人だけではないニャ) 山ちゃんたち一行もいよいよ帰途の列車に乗る事になった。スペインのマドリッド経由パリ経由でデトモルトへ向かうのだ。でもフランス国境に近い北部スペインのバスク地方へ寄り道することになっている。 実は…

憂愁の国ポルトガルへ

(ポルトガルを覗き見だ!・・・?) 山ちゃん一行はセビリアからポルトガルの首都リスボンへ向かった。国境で列車を乗り換えリスボンへ到着した。街は浮浪者が目につきスペインの街のような華やかさは全くなかった。そのせいか街全体がどんよりと重たい雰囲…

フラメンコを現地で見て来たぞ

(私もフラメンコ出来るのよ、オーレ!) 山ちゃんは、デトモルトの同期の音楽仲間Y君と日本の音楽大学の同級生Hさんと一緒に3人でスペインをまわっていた。山ちゃんの拙い英語力も他の2人がしっかりサポートしてくれたお陰で楽しい旅になった。セビリアに…

セビリアで見たカルメンの子供たち

(チャンチャカチャン!オ〜レ!) 昨日「アルハンブル」を書いてから、ライヴィッチと山ちゃんと散歩に出かけた。山ちゃんは能天気にもまだ「セビリアの理髪師」のアリアを鼻で歌っていた。すると突然「やばいぞ!」と言いだした。「あの曲はバリトンだった…

魅惑の宮殿❤アルハンブラ

(ルナピンスキーもイスラム様式よ❤) 山ちゃんがヨーロッパへ来て2年になる。その間見聞してきたヨーロッパ文化、つまり神に近づくべく縦に構築された大聖堂や宮殿に少しばかり辟易していた山ちゃんは、自然に一体となった建築、そして派手な装飾を控えた…

アランフェスからアルハンブラへ

(ここはライヴィッチの小さな宮殿だよ) 音楽大学生であった山ちゃんたちにとって、次に向かう目的地はスペイン音楽の名曲巡りだったのだ。 マドリッドを出発して最初に向かったのはアランフェスという小さな町であった。そこにはスペイン音楽やギター音楽…

トレド散策記

山ちゃんは言う「今までの旅行で一番よかったのは、何と言ってもローマ!ローマは何回行っても飽きない。」実際山ちゃんは留学中に2回帰国後も家族で3度もローマへ行っている。そしてこう言っている。 「どこの国がいいか?と訊かれたら即スペインと答える…

マドリッドで絵画鑑賞三昧

(正月は雪遊び三昧だったぞ!) スペインでは夜行列車を避けて日中移動することにしたらしい。さすがの山ちゃんもバルセロナでの事件がショックだったらしく、バロセロナから首都マドリッドまでの行程は全く記憶にないらしい。あるのは唯一、バルセロナ駅で…

さあ首都マドリッドへ出発だ

(さあ気を取り直して出発だ!) バルセロナのエピソードについて一般の方から「ダリとガウディを混同しているのではないか?」との 指摘があった。全くその通りである。完全に勘違いであった。というより自分の中ではガウディと言っていた感覚であった。と…

山ちゃんがバルセロナで殺されそうになった話

(私もピカソのモデルになりたい・・・) ピカソ美術館は、バルセロナの下町のような場所にあった。車も離合できそうもない狭い路地に石造りの3階建ての建物が建ち並んでいる。3階の窓から道路越しの窓にロープが張られ洗濯物が万国旗のように揺れている。…

芸術の街バルセロナ(その2)

(わたしの顔も芸術的よ❤) バルセロナの顔は何と言っても「サクラダ・ファミリア」だろう。桜田家の人々ではない。(この寒いギャグは山ちゃんが書いとけ!と言ったものだ)日本語で聖家族教会というが、ドイツでは大きな教会を大聖堂と呼ぶので、正確には…

芸術の街バルセロナへ

(2011年は雪まみれのお正月を迎えました) ルナピンスキーより 「みなさん、あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 『山ちゃんのドイツ留学狂想曲』は、やっと 留学1年目が経ち、まだまだ続きます。みなさんど うぞ続…