2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2つの顔を待つ街ベルリンへ

(これはルナピンスキーの壁だよ〜) 山ちゃんの乗った列車は西ドイツから東ドイツへ入って行った。線路沿線はひたすら平原が続き列車からはほとんど町の様子を見る事は出来なかった。西ドイツから西ベルリンへ行くだけだとビザはいらなかった。車掌が来て切…

25年前のベルリンの事情(出発前)

(まだまだベルリンの話が続くよ〜) 山ちゃんがドイツへいた頃、ドイツは東西に分かれていて東ドイツの首都ベルリンの中でも東西に分かれていた話を前回した。今から25年前の話だ。今度は通貨の話をするので分からなくなったら先に飛ばして読んで欲しい。…

イタリアの次はベルリンだ!

(なあに〜、まだまだ夏休みだって〜!) ドイツの大学の夏休みはとにかく長いのだ!7月の中頃から9月下旬まで休みになるそうだ。山ちゃんはアヒレス先生に夏休みはどうするのか尋ねたら先生は「もちろん家族でバカンスだ。今年はイタリアにする か南フラ…

おもしろきリヴァでの講習風景

(こんな感じで聴講してもいいんだよ〜) さすがイタリアの講習会というべきか、日本では考えられないような講習会風景だったようだ。 クルム先生と受講生の一人が当然前でレッスンを行うのだけど、その他の受講生は自由にしている。当然聴講のための椅子は…

アレキサンダー・テクニックって何?

(モナチンはいつも脱力だよ〜ん) 山ちゃんの毎晩の飲み仲間に、フルートのクルム先生が連れてきた若い男女の助手(彼らが恋人同士だったと最初の夜の飲み会でわかったのだが・・)がいた。彼らはアレキサンダー・テクニックなるものを習得していてフルート…

リヴァでの楽しき音楽生活

(こんなに脱力して吹かないといけないよ) リヴァのフルート講習会は山ちゃんにとって本当に実りあるものだったのだ。レッスンはクルム先生がドイツ語で丁寧にしてくれたらしい。だけど他の人のレッスンは多くの人がイタリア人だったので何を言っているのか…

リヴァの楽しき仲間たち

(私たちもたのしき仲間だよ〜❤) 山ちゃんの初めての夏休みの講習会は本当に楽しかったようだ。そして音楽生活も大変充実していたようだ。 何といってもフルート仲間とすぐに親しくなれたのが一番の思い出になったようだ。3人のイタリア人女性とすぐに仲良…

山ちゃん、ガルダ湖畔の町リヴァへ行く

(私たちは湖畔ではなく川遊び) ドイツにはアウトバーンという高速道路がある。しかも無料なのだ。いくら隣国が近いとはいえイタリアまではアウトバーンを飛ばしても(速度無制限なのだ)12時間はかかった。しかし山ちゃんは退屈することはなかったらしい…

ドイツの学生生活初めての夏休み

(ルナピンスキーとライヴィッチの夏休みだ〜!) ドイツの大学はとにかく休みが多い。実際山ちゃんは4月からドイツの学生生活が始まったばかりだというのに、5月になるとすぐに復活祭のお休みが始まったのだ。2週間はお休みになったらしい。日本人留学生…

おもしろきかな寮生活(その3)

(ライヴィッチの部屋でくつろぐモナチン) 6月から始まった『ルナピンスキーはかわいい女の子』も5ケ月目になる。私たちの変わり映えしない毎日と変わり映えしない面々(ライヴィッチやモナチン)など語る事も無くなってきた。そこで始めようと思っていた…

おもしろきかな寮生活(その2)

(おもしろきかなルナピンスキー生活) 山ちゃんが学生寮に入って何が一番びっくりしたかっていうと、何にでも男女が分かれていなかった事なんだって!もちろん寮のロビー兼ダイニングは男女が入り混じってテレビを見たり食事をしたりして仲良くしていたので…

山ちゃんのおもしろきかな寮生活(その1)

(こんな美しいサクラのような音で吹くのだぞ!) さて、学生寮での生活は山ちゃんにとっては最高に快適だったらしい。 小高い山の上にあり練習環境がいい上に、5分も歩けば目の前に広がる菜の花の丘陵地があり自然環境もいい。町にも5分もあれば山から下…

フルートレッスン、ドイツ語で悪戦苦闘

(私はライヴィッチといつも悪戦苦闘?) フィンランド娘イルメリはあっという間にドイツ語もフルートも上達してドイツ人の彼氏ができ、すぐに有名なフルーティストがいたケルンの音楽大学へ移って行ったんだって・・・ジャンジャン。 日本では「どこの大学…

山ちゃん、人生最大の失敗談。

(あ〜残念!って、こんな感じ〜?) 山ちゃんは外国人のためのドイツ語講座に行って、フルートの同級生であるかわいいフィンランドの女の子と友達になった。どちらもドイツに来たばっかりなのでドイツ語は似たり寄ったりだった。それが山ちゃんにとっては親…

山ちゃん、ドイツ語で四苦八苦!

(ここはルナピンスキーのお部屋だよ〜ん) 山ちゃんは、独学でドイツ語を勉強して(真面目に勉強したのか〜?)渡独し、学費無料のドイツ国立の音楽大学になんとか入学できた。これもドイツが第2次世界大戦の反省から多くの留学生を受け入れ世界平和に貢献…

山ちゃん、ドイツでの学生寮生活が始まる。

(1年中快適な部屋っていいなあ・・) ドイツの春は大変遅く5月になってもまだ肌寒い日が続くのらしい。それでも山ちゃんは暑がりなので半袖を来て町を歩く。寒がりの人は毛皮のコートを着て歩いているし、そうでなくてもさすがに半袖はいなかったらしくみ…

入学試験の朝、そして留学生活の始まり。

(ライヴィッチのお部屋がいいニャ〜!) いよいよ入試の朝がきた。大学へ向かうまでの朝日の眩しさや冷たく乾燥した空気、木立の鮮やかな緑。山ちゃんは今でも鮮明に覚えていると言う。物忘れの天才である山ちゃんが25年たった今でもはっきりと覚えている…