2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ルナちゃん現れる(2)

(私がルナちゃんですよ) 僕は息子に「凄いクリスマス・プレゼントが来るかもよ。」と言って、その時を待っていた。 グレート・デンが到着した。その堂々した様子は以前会った時と変わらない。ライ君は、自分のテリトリーにシレ〜と入ってきたグレート・デ…

ルナちゃん現れる(1)

(いよいよ主役の登場ですか?) ライ君が3月に我が家へやってきた、その年の冬のある日、普段は一緒に行く事がない嫁さんと一緒にある街へ出かけた。私の仕事中に、嫁さんは街へショッピング兼ねてブラブラしてくると言って家を出た。 しばらくして僕の携…

ライ君物語(4)

今日は我が家で全幅の信頼をおいているピーちゃん先生の話から始める。 先日ある事でピーちゃん先生の所へ行った。最近の事件だが、山口県のある田舎で大量殺人を犯した者が逃亡していた。その者の家にはゴールデンレトリバーがいた。そんな映像も含めてその…

ライ君物語(3)

ライ君は人気者だった。それも当然だ。彼は2歳過ぎまで量販店内のペットショップの看板犬だったのだ。しかも老若男女誰に対してもピタッと自分の身体を相手に寄せるのだ。可愛がられない筈がない。実際にペットロス症候群だった僕もライ君で癒されたものだ…

ライ君物語(2)

(右がルナピンよ❤) 本当に何が起こったのかわからなかった。「どうした!どうなった!」僕が血だらけの床の行方をたどっていくと、ライ君に行きついた。 ライ君が鼻血を出していた。『な〜んだ、鼻血だったのか!』と言うなかれ。人間だったら・・・本当に…

ライ君物語(1)

ライ君が我が家へやってきて、とっても賑やかになった。運動不足だった僕もライ君と散歩するようになってかなり歩くようになった。それでもライ君は太っていったのだが・・・。 確かにライ君は優秀な犬で、ボールを投げて取りに来させるのでも、ムンちゃんは…

ライ君が我が家にやってきた(2)

(ハウスのライ君) 次の日、僕は嫁さんと小学6年生の息子を連れてライ君を迎えに行った。愛想のいいライ君は息子にもすぐに馴染んだ。女性店長がライ君の為にに使っていたグッズを全て付けてくれた。その中にはドッグフード用の器、リード、カッパ等があっ…

ライ君が我が家にやってきた(1)

(いよいよ僕が主役?) 一週間に2度はそのペットショップに足を運んだ。ライ君だけでなく、店員の若い女性達も温かく僕達を迎えてくれた。僕達の姿を見つけると「ライ君、パパが来たよ!」と言ってライ君に会わせてくれた。今冷静に考えると、その頃ライ君…

ペットロス症候群

(僕がいるでしょう) ムンちゃんがいなくなって、しばらくの間は食欲がなくなった。あれだけの存在感だ。しかも突然亡くなるなんて予期もししていなかったのだ。息をするのも苦しかった。寂しくなった部屋を眺めるとムンちゃんの幻影が見えた。道を歩いてい…

さよなら、ムンちゃん(2)

(これがムンちゃんの最後の写真です) ムンちゃんほどの大型犬を焼いてくれる所は市内にはなかった。僕達は市外にその場所を探してそこへ連れて行く事になった。僕達が自宅からムンちゃんを乗せた車を出そうとしたその時パトカーと一台の車が停まった。車の…

さよなら、ムンちゃん(1)

僕達が旅行へ出かける時に、ムンちゃんを預けるペット店を決めていた。そのお店を決めるまでいろいろなペット店を視察した。ところがほとんどのお店は小型犬を対象とした仕様しかなかった。まず寝る場所のケージが狭いし、散歩もどこまでしてもらえるのか、…

ムンちゃん物語(9)

普段は温厚でだいたい部屋の中で伏せているか、横になって寝ているムンちゃんであったが、雷の怖がり方は尋常ではなかった。 雷の気配がすると、突然に息づかいが荒くなりベロを長く垂らして涎をダラダラと流し始める。それから挙動不審になる。とにかく落ち…

ムンちゃん物語(8)

(どこでも僕のものだよ) ムンちゃんがある日、急に食欲が亡くなり水をよく飲むようになり、オシッコを頻繁にするようになった。僕は電話でピーちゃん先生にその状態を伝えた。先生は「すぐに連れてきてください」と言われたのですぐに連れて行った。着くな…

ムンちゃん物語(7)

(リンちゃんとミミちゃんは夫婦になりました❤) ムンちゃんは仔犬の頃は大変なおてんば娘だったが、2歳、3歳になるにつれ大変穏やかな犬に成長した。穏やかではあったがやる事はとてもおちゃめだった。 車の後部荷台に乗せようと後ろのドアを開けると、ム…

山田家の引っ越し

(さあみんなでお引っ越しだあ) ムンちゃん3歳、モナちゃん2歳、ミミちゃんリンちゃん3歳の時、我が家は引っ越す事にした。 それまでは山の上の風情あるオンボロ家だったが、それはそれで大変気に入ってた。 その頃僕の父が亡くなって、母が管理しきれな…

ムンちゃん物語(6)

(誰がブタネコだって) モナちゃんは嫁さんと仲良しだ。僕は断然犬派だが嫁さんは猫派だ。モナちゃんはそれを本能で感じているのだろう。モナちゃんを飼って12年経った今でも僕が「もなちゃ〜ん」と猫なで声で近づこうとすると逃げる。モナちゃんは12年…

モナちゃん物語(2)

モナちゃんは完全な家猫として育てた。つもりだった。だから時々夜家に帰ってくる途中駐車場付近で見かける猫を見てもそれがモナちゃんだとは思わなかった。「今モナちゃんに似た猫をまた見かけたよ。」なんて暢気に話していた。 ある日その猫とはっきりと目…

モナちゃん物語(1)

モナちゃんは、我が家でのびのびと育っていった。当然だ。なにせ育ての母は47キロもある犬だ。モナちゃんはムンちゃんに果敢に挑んでいった。 猫特有の玉を取る様な仕草をムンちゃんが覚えた。だから床に伏せているムンちゃんにモナカが突飛な行動から猫パ…

モナちゃんが来た

(えっ、私?) ムンちゃんと毎朝のように山へ行くようになって一年は経っただろうか。 ある朝、いつものように僕が嫁さんと一緒にムンちゃんを連れて山へ向かう途中、少し登り道にかかった所で子猫がミャアミャア言っているのを発見した。まだ生まれて一ケ…