2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ペットロス症候群

ムンが逝ったのは7歳の時だ。大型犬はもう老犬の域に入る歳で、これからどうしようか?と話しあっていた矢先の突然の死であった。薄情な言い方だが肉親の死よりも衝撃的なショックを受けた。感情はコントロールできない。これが本心だ。で、本でその名前を…

ムンの命日

どこにでもある話だが、第一子の写真はたくさんあるが第二子からの写真は極端に少なくなる、とか。類に漏れず我が家もそうだ。我が家は人間ではない。極端に写真嫌いな僕だから我が子の写真は第一子第二子関係なく少ない。そんな僕でも犬の第一子の写真は結…

2周年記念の会のお礼

さる8月23日(土)、お店『赤いはりねずみ』の2周年記念の会も皆様のお蔭で盛会に終えました事、本当にありがとうございました。 どこにでもあるような普通の記念パーティーならしなくてもいい、と当初は思っていたのですが、徳冨信恵さんをはじめいろい…

曲目解説(7)

前出のプライアーの『口笛吹きと犬』はオーケストラの曲だが、彼の他の作品は全く知られていない。 同じアメリカの作曲家で長年ボストンポップスオーケストラで多くの作品を創った作曲家がいる。ルロイ・アンダーソン(1908〜1975)だ。彼は 自分は…

曲目解説(6)

「欧米人は犬より小さいものは目に入らない。」とよく言われる。それは犬と密接に共にしてきた狩猟民族の血がそうさせるのだろう。だから欧米は犬には、とても寛大だ。行かれた方は見られただろうが、あちらでは公園や道でも犬がリードで繋がれずに歩いてい…

曲目解説(5)

誰もが彼の名前を知っていて、彼の曲を知らない人は絶対にいないであろう作曲家がいる。ポーランドで生まれパリを中心にフランスで活躍したショパンだ。彼の作品のほとんどはピアノ曲であり、そのどれもがピアノの魅力を感じさせてくれる、まさに彼こそがピ…

曲目解説(4)

作曲家は演奏家でもある。バロック時代のバッハ(1685〜1750)や古典派のモーツァルト(1756〜91)の時代、作曲家は貴族に雇われていてその地位も高くはなかった。楽団を持っている事は貴族のステータスになってた。だって来賓を招いての晩餐…

曲目解説(3)

ドイツの作曲家ベートーヴェンが交響曲第9番、所謂『第9合唱付き』を作曲した6年後の1830年、フランスの作曲家ベルリオーズが幻想交響曲を作曲した。この二つの交響曲は音楽史において大きな意味を持つ。オーケストラの大曲の全てが交響曲ではない。…

曲目解説(2)

僕は自分のコンサートでは直接解説しながら演奏するスタイルを好んでやってきた。話す内容も決めないで会場の大きさやお客さん層や雰囲気などで柔軟に変えている。だからこうやって文章として残るような解説すると緊張してしまう。誤字や間違ったことを記し…

曲目解説(1)

前回のブログのテーマがよくて楽しく記していたが、それも終わり次に書くことが無い。このままずっと筆を(PCキー)を置いたままではイカンだろう。 などと思いながら朝の散歩していて思い浮かんだ。 来週の土曜日にお店の『2周年記念ミニ・コンサート』…

徳冨信恵というピアニスト(17最終回)

通常オーケストラの人間は個人練習をしっかりとし てから合わせ練習をする。その合わせ練習も演奏会直前でない限りは週一回ってところだ。前にも書いたが指揮者練習は本番前に2、3回あればいいほうだ。それ以外は代わりの人間が指揮をする。 徳冨信恵さん…

徳冨Nというピアニスト(16)

オーケストラとはどのような練習をするのだろうか?学校のブラスバンドみたいに毎日のように練習があってそれに指揮者が付きっきりなんていう事はまずありえない。なぜなら本格的にオーケストラを指揮指導できる人材なんて少なく、まずアマチュアレベルでそ…

徳冨Nというピアニスト(15)

2台のピアノ用の協奏曲を渡された日は、僕にとってただ貰った日ではない。彼女はその時点である程度その曲を弾けるようになっていた。今だからわかった事だが、曲のコピー譜を渡してくれるだけであれば、彼女なら翌日には大量の楽譜をコピーしてそれを製本…

徳冨信恵というピアニスト(14)

さて、話を徳冨さんに戻そう。と言っても、先日彼女が演奏したベートーヴェンの協奏曲の感想は(13)までにダラダラと記してきたので、これからは彼女の曲が決まって練習して本番を迎えた約4カ月間の話を、僕が知りうる限り話そうと思う。『なぜお前が彼…

休憩コーヒータイム(5)

地方のホールでは仕方のない事だがプロのステマネはいない。だが東京の有名な音楽ホールにはプロのステマネがいる。 もう10年以上前の話だ。僕が総務をしていたジュニアオーケストラが東京のジュニアオーケストラと交流演奏会をするため東京まで彼らを引率…

休憩コーヒータイム(4)

タイムテーブルとは、ステージの流れを分刻みで記された表だ。アマチュアのオーケストラだと標準的なプログラムは前半は序曲等短い曲と組曲等やや長い曲で後半が大曲というだいたい3曲程度のパターンが多い。だから何人も出演し何10曲もあるような洋楽の…

休憩コーヒータイム(3)

このコーヒータイムで(1)はコンマネ(2)はステマネと混同して記してしまったが、ここではステマネつまりステージマネージャが正しくコンマネ(コンサートマネージャー)は当たらずも遠からずだ。だって僕は指導者と総務も兼ねていたので、指揮者の選出…