ルナの記(1)


 ルナとの出会いは本当に神様からの巡り合わせだった。僕は奇跡だと思っている。だって、前々からグレート・デンを飼いたい!言っていたのだから。でも、グレート・デンは長生きしないと聞いて、「それじゃあ、かわいそうだね。」と諦めていた。それが・・そのグレート・デンが我が家へきたのだ!僕とルナを会わせてくれたのは神様だったのであろうが、その神様に最初に会ったのは家内だった。年に1,2回しか行かない街をフラフラしていた家内の目にとまったのがルナの写真だった。
 ルナを愛してくれているその方との約束で、その経緯は詳しくは書けないが、このブログはその方の目にとまるといいなと思って記している。まさに『ルナの記』(しるし)なのだ。
 昨日動物霊苑でルナは骨になった。以前ムンちゃんというバーニーズ・マウンテンドックを飼っていて、その娘が急逝した時、超大型犬は市内では焼けないという事で下関まで行った。しかもその時は急な事で、あたふたとして何も考えられないなかで、ある方が花束を持ってこられた。本当にありがたかった。ムンちゃんは立派な花束と一緒に火葬されたのだ。その経験が今回はいかされた。火葬場もすぐに連絡できたし、花束も用意できた。
 ルナちゃんは立派な花束とペット用ジャーキーに囲まれて火葬された。
 骨は見事なまでに残っていた。ある程度はビジネス・トークだろうが、スタッフの方が「老衰にしては本当に綺麗に骨が残っていますね!」と言われた通り、立派な背骨から立派な爪まで残っていた。それらの一部を骨壺に納めその骨壺を可愛いピンクの化粧僧衣?に纏っわせて我が家へ連れて帰った。
 今、我が家の居間にはまっ赤なムンちゃんの傍にピンクのルナちゃんがいる。