訃報、ルナちゃん

ルナちゃんが今日の午後7時ごろ亡くなった。
3週間くらい前から調子が悪かった。急に散歩に行きたがらなくなって、寝たきりで食事も食べなくなった。もともとは気まぐれな娘だったので、また行きたがらなくなったのかと思っていたが、さすがに食事をしなくなったのには困った。普段のドライフードから美味しそうな犬用のご飯へ換えたりもした。するとまた食欲は出てきたのだが、それでも調子が悪そうだったので三日前に動物病院へ連れていった。
 腹水がたまっていて貧血の数値が出ているという事で錠剤を処方してくれた。それを食べさせる為に魚肉ソーセージやクリームパンを大量に購入した。
 僕は二日間留守にしていた。これは家内の話だ。
 今日は朝も普通に錠剤入りのクリームパンをパクパクと食べたそうだ。昼には隣の家の人の気配を感じてワンワン吠えたそうだ。その勢いで庭へ出てオシッコもしたらしい。
 夕方急に息が荒くなったそうだ。一方僕は演奏会へ出かけていた。当然携帯電話の電源は切らなければならない。その時に家内からの留守電の通知を知った。時間が無かったのでそのまま携帯の電源を落とした。その時僕はルナちゃんが亡くなったのを悟った。何故なら、僕達夫婦は日常電話やメールのやりとりをする事は滅多に無い。別に仲が悪い訳ではない。お互いに携帯電話やメールに興味が無いだけだ。(と僕は思っている)だからこそ、家内からの留守電で悟ったのだ。が、家に帰って家内から聞いたのは、留守電の時はルナちゃんが息が荒かった時で留守電のメッセージは入れていない、という事だった。それが午後6時半頃の事で、それから7時にはあっという間に息を引き取った・・・そうだ。
 ルナちゃんは本当に愛すべき犬だった。実はいろいろな人がルナを見守ってくれている。ルナは長くはないなと思っていた僕は、来週からこのブログで『ルナの記(しるし)』というタイトルで書こうと思っていたが、それよりももっと早くルナが逝ってしまった。
でも来週から『ルナの記』をこのブログへ載せます。
 これはルナを愛してくれた方への、僕からの感謝のメッセージとルナへの追悼の記憶である。この想いがその方へ届けばいいと思っている。
 今、僕の傍らに冷たくなったルナが横たわっている。時々ルナの顔を撫でてやる。数時間ルナに会うのが遅れただけで・・・『生きているってやわらかい。カタマルっていうことは死ぬ事なのだ。』と感じている。でも、今回はペット・ロスにならなくてよさそうだ。だってルナは僕達に覚悟をするように!っという時間もくれたのだ。本当にいい娘だった。本当に本当にいい娘だった。ルナ・・・ありがとう。