2010-01-01から1年間の記事一覧
(これは山ちゃんが描いたバッハとその子供たちだ) 山ちゃんは後輩たちがドイツへ来た事に興味はなかった。実際にこの時誰が来て、どんな演奏をしたのかは全く覚えていないのだ。(なんて薄情な奴だ!ルナ)ここで山ちゃんが悪態つく「どうしてライプチヒへ…
(またまたライヴィッチだよ〜ん) ベルリンからデトモルトへ帰った山ちゃんだが、また東ドイツへ行く事になった。山ちゃんが卒業した日本の音大の後輩たちが、その当時東ドイツだったライプチヒへ演奏旅行へ来ると言う連絡を受けたからだ。 はっきり言って…
(ライヴィッチはウツボ顔?狼顔?) 山ちゃんは西ベルリンで、東ベルリンへ入るための簡単な一日観光ビザを取得してから、地下鉄で東ベルリンへ入った。本来はそこで東ドイツマルクという通貨に交換するのだが、山ちゃんは西ドイツで既に東ドイツマルクに交…
(これはルナピンスキーの壁だよ〜) 山ちゃんの乗った列車は西ドイツから東ドイツへ入って行った。線路沿線はひたすら平原が続き列車からはほとんど町の様子を見る事は出来なかった。西ドイツから西ベルリンへ行くだけだとビザはいらなかった。車掌が来て切…
(まだまだベルリンの話が続くよ〜) 山ちゃんがドイツへいた頃、ドイツは東西に分かれていて東ドイツの首都ベルリンの中でも東西に分かれていた話を前回した。今から25年前の話だ。今度は通貨の話をするので分からなくなったら先に飛ばして読んで欲しい。…
(なあに〜、まだまだ夏休みだって〜!) ドイツの大学の夏休みはとにかく長いのだ!7月の中頃から9月下旬まで休みになるそうだ。山ちゃんはアヒレス先生に夏休みはどうするのか尋ねたら先生は「もちろん家族でバカンスだ。今年はイタリアにする か南フラ…
(こんな感じで聴講してもいいんだよ〜) さすがイタリアの講習会というべきか、日本では考えられないような講習会風景だったようだ。 クルム先生と受講生の一人が当然前でレッスンを行うのだけど、その他の受講生は自由にしている。当然聴講のための椅子は…
(モナチンはいつも脱力だよ〜ん) 山ちゃんの毎晩の飲み仲間に、フルートのクルム先生が連れてきた若い男女の助手(彼らが恋人同士だったと最初の夜の飲み会でわかったのだが・・)がいた。彼らはアレキサンダー・テクニックなるものを習得していてフルート…
(こんなに脱力して吹かないといけないよ) リヴァのフルート講習会は山ちゃんにとって本当に実りあるものだったのだ。レッスンはクルム先生がドイツ語で丁寧にしてくれたらしい。だけど他の人のレッスンは多くの人がイタリア人だったので何を言っているのか…
(私たちもたのしき仲間だよ〜❤) 山ちゃんの初めての夏休みの講習会は本当に楽しかったようだ。そして音楽生活も大変充実していたようだ。 何といってもフルート仲間とすぐに親しくなれたのが一番の思い出になったようだ。3人のイタリア人女性とすぐに仲良…
(私たちは湖畔ではなく川遊び) ドイツにはアウトバーンという高速道路がある。しかも無料なのだ。いくら隣国が近いとはいえイタリアまではアウトバーンを飛ばしても(速度無制限なのだ)12時間はかかった。しかし山ちゃんは退屈することはなかったらしい…
(ルナピンスキーとライヴィッチの夏休みだ〜!) ドイツの大学はとにかく休みが多い。実際山ちゃんは4月からドイツの学生生活が始まったばかりだというのに、5月になるとすぐに復活祭のお休みが始まったのだ。2週間はお休みになったらしい。日本人留学生…
(ライヴィッチの部屋でくつろぐモナチン) 6月から始まった『ルナピンスキーはかわいい女の子』も5ケ月目になる。私たちの変わり映えしない毎日と変わり映えしない面々(ライヴィッチやモナチン)など語る事も無くなってきた。そこで始めようと思っていた…
(おもしろきかなルナピンスキー生活) 山ちゃんが学生寮に入って何が一番びっくりしたかっていうと、何にでも男女が分かれていなかった事なんだって!もちろん寮のロビー兼ダイニングは男女が入り混じってテレビを見たり食事をしたりして仲良くしていたので…
(こんな美しいサクラのような音で吹くのだぞ!) さて、学生寮での生活は山ちゃんにとっては最高に快適だったらしい。 小高い山の上にあり練習環境がいい上に、5分も歩けば目の前に広がる菜の花の丘陵地があり自然環境もいい。町にも5分もあれば山から下…
(私はライヴィッチといつも悪戦苦闘?) フィンランド娘イルメリはあっという間にドイツ語もフルートも上達してドイツ人の彼氏ができ、すぐに有名なフルーティストがいたケルンの音楽大学へ移って行ったんだって・・・ジャンジャン。 日本では「どこの大学…
(あ〜残念!って、こんな感じ〜?) 山ちゃんは外国人のためのドイツ語講座に行って、フルートの同級生であるかわいいフィンランドの女の子と友達になった。どちらもドイツに来たばっかりなのでドイツ語は似たり寄ったりだった。それが山ちゃんにとっては親…
(ここはルナピンスキーのお部屋だよ〜ん) 山ちゃんは、独学でドイツ語を勉強して(真面目に勉強したのか〜?)渡独し、学費無料のドイツ国立の音楽大学になんとか入学できた。これもドイツが第2次世界大戦の反省から多くの留学生を受け入れ世界平和に貢献…
(1年中快適な部屋っていいなあ・・) ドイツの春は大変遅く5月になってもまだ肌寒い日が続くのらしい。それでも山ちゃんは暑がりなので半袖を来て町を歩く。寒がりの人は毛皮のコートを着て歩いているし、そうでなくてもさすがに半袖はいなかったらしくみ…
(ライヴィッチのお部屋がいいニャ〜!) いよいよ入試の朝がきた。大学へ向かうまでの朝日の眩しさや冷たく乾燥した空気、木立の鮮やかな緑。山ちゃんは今でも鮮明に覚えていると言う。物忘れの天才である山ちゃんが25年たった今でもはっきりと覚えている…
(秋は日だまりが気持ちいい〜にゃ) 今日でもう9月が終わる。早いものだ。明日11月から『ルナピンスキーのワンワン占い&ワンちゃんのしつけ方』を始める予定であったが、『山ちゃんのドイツ留学奮闘記』はどうなるんだ!と山ちゃんが隣で文句を言ってい…
(鬼瓦ってこんな顔〜?) デトモルトに戻って来た山ちゃんはまず練習できる部屋をさがした。それは大変な事ではなかったよだ。何故ならデトモルトには当時日本人学生が50人位いたのだ。みんな親切なのですぐに部屋も見つかるし、先生ともコンタクトもとれ…
(ルナピンスキーは今日もたそがれる・・・) 山ちゃんは考えた。せっかくドイツに来たのだから いろいろな街を見ながらチャンスを待つ事にした。 山ちゃんはとにかくいろいろな街をわたり歩いた。 ドイツ国内1か月乗り放題の切符(約3万円)を使って夜行…
(楽しいお散歩です・・・。) 山ちゃんは生まれて初めて飛行機に乗りフランクフルト経由で深夜ハンブルグに到着した。 翌日に、唯一返信をくれ演奏テープを送った音大があるデトモルトという町へ向った。デトモルトは約5万人程の小さい町だが、町の中心に…
(ただ今涼しい頭をフル回転中・・・) 最近すっかり涼しくなって体も頭も絶好調だ。頭は今『ルナピンスキーのワンワン占い的ワンちゃんのしつけ方』を構想中なので、今回から山ちゃんのドイツの話でも簡単に書いてやる事にした。『どうやって山ちゃんはドイ…
(ルナピンスキーはお兄ちゃんが大好き!) 山ちゃんがドイツの留学先ですぐ覚えた言葉は「乾杯」やバカだのクソだの言葉にできないイヤらしい言葉などだったそうだ。しかも他国の留学生の影響でそれらの言葉はスペイン語やポーランド語でも言えたらしい。全…
(ルナピンスキーはライヴィッチといつも仲良し?) 奥様が言っていた。「山ちゃんは、いつも誰にでもヘラヘラしている。だからバカにされたような対応をされるのよ!しかも性質(タチ)が悪いのは、それですぐキレるからねえ!」だって。この前も、携帯の調…
(これがお調子者ライヴィッチのたぬき寝だ) 山ちゃんは音楽家だから、ルナピンスキーとライヴィッチの名前について「やっぱりチャイコフスキーとショスタコヴィッチからとったんですね?」なんて言われる。すると山ちゃんは「いやいや、滅相もない! そん…
(残暑厳しい中やっと秋の風が・・・) この夏は本当に熱かった。ルナピンスキーとしては、暑さには強いと思っていたが・・・今年の暑さは異常だった!気温がある一定を超えると熱すぎて何もできなくなる。朝の散歩も嫌になる。したがって、ルナピンスキーの…
(私たちもいつも仲良し・・・?) 連日すごく熱いので今山ちゃんがキレた話を連載中です。 今回も、レストランでキレた山ちゃんの話。 ずいぶん昔の話だ。山ちゃんが友人たち4人とレストランへ行った。みんながそれぞれ注文した。一人は山ちゃんと同じメニ…