山ちゃんのドイツ武者修行の旅へ出かける。


(ルナピンスキーは今日もたそがれる・・・)
 山ちゃんは考えた。せっかくドイツに来たのだから
いろいろな街を見ながらチャンスを待つ事にした。
 山ちゃんはとにかくいろいろな街をわたり歩いた。
ドイツ国内1か月乗り放題の切符(約3万円)を使って夜行列車を使いながら北へ南へ移動した。
リューベックリューネブルクブレーメンマインツ、ハイデルベルグ、トーリア、ハノーファー、ツェレ、フライブルグ、ヴィルツブルグ、ローテンブルグ、ニュルンベルクミュンヘンバンベルクフュッセンなどなど行きながら、運が良ければ音大の先生にコンタクトをとってレッスンしてもらった。練習は大きな公園などでした。移動に疲れた時はユースホステルに泊まりそこでいい情報があったらそこへ行った。例えばケルンへ泊った時だ。そこで知り合ったカナダ人からライン川のバッハラッハという町はユースホステルが古城だという話を聞いた次の日、山ちゃんはさっそくバッハラッハの古城で泊まった。おい山ちゃん、これって、武者修行の旅ではなく放浪の旅ではないか〜?(ルナピンスキー談)
 結局山ちゃんは、スイスのローザンヌで行われた2週間の夏期講習会を受けた後スイスを旅してから、最初に行った町デトモルトへ戻った。山ちゃんは、町も先生も気に入ったからデトモルトの音大へ入れるように頑張る事にしたんだ!と、言っているが、私ルナピンスキーの見解だと、放浪の旅をしたものの、どこにもあてが無くなり疲れ果て結局デトモルトへ舞い戻ったのだ!と思っている。間違いない!