どうやって山ちゃんはドイツへ留学したのか?の話


(ただ今涼しい頭をフル回転中・・・)
 最近すっかり涼しくなって体も頭も絶好調だ。頭は今『ルナピンスキーのワンワン占い的ワンちゃんのしつけ方』を構想中なので、今回から山ちゃんのドイツの話でも簡単に書いてやる事にした。

『どうやって山ちゃんはドイツへ留学したのか?』
 ドイツという国を選んだのは、ブラームスシューマンベートーヴェン等ドイツの作曲家が好きだったからだという事だが、実は苦手な英語圏は回避したかったからだと私は理解している。
 日本の音大のフルートの先生に相談してドイツの全ての音大に宛てて「どうしたら入学できるかを案内して欲しい」旨の手紙を発送したらしい。普通、みんなは留学先の先生が日本へ来た時などにコンタクトをとって弟子になれる事を確約して入試を受けるそうだ。つまり山ちゃんは、その時点では誰にもコンタクトをとれていなかったのだ。なんて無計画な奴なんだ。
 一校だけ返事が来た。「演奏したテープを送れ」というもので、すぐにテープを送ったがその後は何にも連絡がなかった。そして他校からも何にも返事が来なかった。つまり山ちゃんはヘタだったって事か?
 そこで山ちゃんは直接ドイツへ乗り込んでいく事を決心した。とにかくまず、唯一返事が来た音大があるデトモルトへ行く事にした。なんとも無謀な奴である。そして無謀な旅はこれから始まるのであった。