はりねずみの話(2)

 気がついたらかれこれ1ヶ月以上ブログをしていなかった。今年の夏は列島は猛暑やゲリラ豪雨で荒れていた。僕は完全に夏バテで本当に自宅でバテてほとんど食事をしていない。食欲がないというよりどんな食べ物も受け付けない。僕は人生でもそうだが、そんな時はじっと静かに受け入れて自分の精神が変容するのを待つ。とはいえ全く何も食べないわけにはいかない。今日の昼食は梨数切れとブドウ10玉これが主食だ。
 バテていてもなんとか目の前の事は一人「ふぅ〜」といいながらやっている。8月のメイン行事は19日(土)に行われたお店『赤いはりねずみ』の5周年祭だった。どのくらい集まるかわからなかったが、みんなのお陰で楽しく盛況で終えた。様子はHPのトップにお礼として記しているのでその時の様子が少しでも伝わればいいと思っている。
 さて前回のブログから久しいので忘れてしまったが、今回は『赤いはりねずみ』の名前の由来ではないかと思う物語を簡潔に話そう。
 『赤いはりねずみ』
 お母さんは旅に出る子はりねずみに「本当の友達はお前を抱きしめてくれるものだよ。」と言って送り出した。
 子はりねずみは背中の棘が原因でみんなからいじめられた。どこへ行ってもみんなからいじめられた。友達なんかできなかったし孤独だった。そんなある時おじいさんはりねずみが子はりねずみをじっと抱きしめた。きっと痛いはずだ。子はりねずみは「もういいですよ。」と言った。おじいさんはりねずみは「いいんじゃよ。」と言いさらにギュッと抱きしめた。するとおじいさんはりねずみの体から血が出てきた。子はりねずみは「本当にもういいですから。」と言ってもおじいさんはりねずみはただただ子はりねずみを抱きしめた。やがておじいさんはりねずみは息を引き取り子はりねずみの体はおじいさんはりねずみの血で真っ赤になった。
 この物語がウィーンのブラームス行きつけのレストラン『赤いはりねずみ』の名前の由来かどうかはそのレストランが無くなった今ではわからないが、僕のお店の名前の由来はレストランの『赤いはりねずみ』にある。