ライくんの記(1)

 今朝ライくんが亡くなった。いつものように「ライくん、おしっこ行こうか?」と呼びかけた。するといつもはその呼びかけにライくんも起き上がりそれにルナも反応して炬燵からぬくっと起きてくる。ところが今朝は「ライくん、おしっこ行こうか?」と言ってもルナしか反応しない。え?ライくんを探したらいつものハウスの中に・・・そして彼は動かなくなっていた。
 僕が最初に飼った犬はバーニーズマウンテンドックだった。彼女が急死したとき、考えられないほどのショックでペットロス症候群に陥った。その経験からいつも覚悟をしてきた。次に亡くなったグレートデンのルナは大いなる思い出の共にいいお別れをしたと思っている。今回のライくんは覚悟はしていたが、そしてなぜ今日なの?という思いもあるが覚悟はしていた。でも今回はやはりじわりと感情を揺すぶられてきた。仕方はない。だって彼と僕の関係は本当に運命的だった。今日その運命の方にだけは連絡した。実際その方からお母様と一緒に我が家に来られるという。本当にありがたい。ライくんは多くの人から愛されていたのだ。本当にいいこだった。今は本当に心から弔いたい。