いよいよリハビリに

 今回の事故後をブログに記す方がネタに尽きないし、僕の知らない社会の本当に興味深い経験をさせていただいている。最終的に決着するまでは多くを語らない方が良いと思っている。相手側の保険会社とのやりとりはいろいろな意味で面白い。その保険会社から整骨院ではなく病院のリハビリにかかって欲しいと言われていたが、僕は近所の評判の整骨院へ行くことにした。その旨保険会社の担当者に伝えた。よく(本音が)「顔に書いてあるよ〜」なんて言ったりするが彼は二つ返事の言韻に表れていた。僕の裏読みしすぎかもしれないが・・・で、整骨院へ行って良かった。現在の状況説明から自宅でのリハビリの指導から回復見込みまでよく理解でき目標ができればモチベーションも上がるというものだ。まあ塾と一緒だな。そういえばモチベーションが下がっていた事があった。今回の事故で後頭部の怪我の影響でハゲができたらしい。僕は自分では見えないが嫁さんがそう言った。そりゃそうだろう。だって僕が乗った車椅子を押してくれていたのだ。まさに目の前にそれが目に入っていたわけだ。「はっきりわかるぐらい?」「うん」「どのくらい?」「10円玉より大きいけど500円玉より小さいかな。」その日から後頭部の髪の解き方を工夫して嫁さんに訊く。「まだわかる?」「勿論、もう無理よ」ガ〜ン!最後の怪我の治療が終え、車椅子を押してくれていた看護師さんに「頭のハゲわかります?」と訊いた。「ええ」とはっきり。「どのくらいハゲてます?」「後で奥様にスマフォで撮って見せてもらったら」と言われ、それを嫁さんに言ったら「さすが今時の娘だねえ。そんなこと思いつきもしなかった。」と言ってパチリと撮って見せてくれた。その画像は今も僕の目に焼き付いている。
 髪の毛もリハビリができたら良いのにねえ。先生に訊くと「毛根が残っていればねえ」となんだか人ごとだった。