学校公演企画(7)

山口は大雪になった。久しぶりの冬景色で僕は昔から冬用タイヤに換えないので雪が積もれば車は使わない。これ以上傷が付くと嫌だしね!・・しつこいって・・・ションボリ。
 さて今日はバリ島(インドネシア)とアイルランドの縦笛を紹介する。まずバリ島の縦笛だが説明するのが難しい。リコーダーのように吹くのだが吹く前に管体の上に輪っかを装着する。その輪っかから息を吹き込んで発音する。その輪っかを装着しないと音は出ない。そして取り外し自由だから輪っかの状態で音の出方が微妙に変わる。そしてリコーダーと違うのは裏側の親指で押さえる穴が無い事だ。だからほぼ2オクターブの音域を倍音(息の角度を変えて)で演奏する。輪っかをうまく装着でき吹きやすくなればご機嫌だ。なりよりもこの楽器は音楽を神に捧げるもので、その演奏法が独特なのだ。循環呼吸なるものを用いる。これを説明するのは難しいのでここでは一方的に述べて理解できなければそれでいい。管楽器はご存じのように息を使うので曲のどこかで呼吸をしなければならない。呼吸は人によるが鼻や口で呼吸する。循環呼吸はその呼吸行為をわからないようにするから永久に呼吸をしてないように見える。実際は吹きつける息を頬っぺたに溜めその息を頬っぺたの筋力で放出する際に鼻で息を吸う。だから呼吸で曲が途切れることなくずっと演奏出来るのだ。わかった?昔、循環呼吸で演奏するフルーティストがいたがそんなに上手ではなく僕は音楽に循環呼吸は必要ないと思っていた。だって聴いている人も呼吸したいでしょう!?だけど出来ない事で批判するより出来る事で批判する方がかっこいいかなと思って循環呼吸を会得した。まさかバリ楽器に役立つとは思わなかった。ではアイルランドは次回に!ちなみにリコーダーで循環呼吸はできない。フルートはできる。どうしてでしょうねえ・・・音楽は奥が深い。