学校公演企画(1)

それでも相次いで美しい女性二人から断られたので少しショックで、何か変な事失礼な事を言ったのではないかと気にしたが、改めて新年会を提案したら二人共、喜んで!と快諾してくれたのでホッとした。おそらく彼女たちとは人生最後の飲みの席になると思うのでそれはそれで大切にしたい。それより僕は少しでも早く学校公演の企画書を作成しなければならない。自慢ではないが55年も生きて演奏活動をしていればネタの引き出しはいくつもある。問題はそれを学校の子ども達にどのように魅力的に提供できるかだ。フルートを吹ける人はくさるほどいる。実際今や僕もくさった一人に入る。実は僕は昔からフルート属の民族楽器を集めていた時期があって今でもそれを吹いて楽しんでいる。もともと僕の音楽のキャリアはリコーダーからだ。尤もピアノはもっと幼少から始めていたのだけどピアノに関してはコンプレックスしかない。そうピアノにおいては既にくさっていた訳だ。その僕がリコーダーに出会えて音楽が大好きになった。その延長でフルートと出会い今日の音楽的キャリアが始まった。だからフルートの演奏会でもアンコールなどで必ずリコーダーを吹く。昔誰かから言われた事がある。「山田さんリコーダーを吹いていると楽しそう。」と。本当にリコーダーは楽しい。だからそのリコーダーの楽しさを子どもたちに伝えられたらと思う。
 実はリコーダーとフルートは縦と横の違いだけでなくリコーダーは吹けば誰もが音を出せるがフルートは誰もがすぐに音を出せない。全く異なった楽器のようだが、発音的には同じ原理で同じ同族楽器なのだ。僕が民族楽器を持っていると書いたがその民族楽器は全てリコーダーやフルートと同じ同族なる楽器ばかりなのだ。