師走の呟き(10)

ドイツの音大時代は長期の休みが多い。春に入学してさっそく2週間程度の復活祭の休みがありその次は当然夏休みがある。しかも2ケ月だ。そしてクリスマスから新年にかけて1ケ月の休みになる。僕はその冬休みに寮でのクリスマスパーティが済むとすぐに旅に出た。大抵は安価で泊まれる(1000円位)ユースホステルに泊まる。安価だけでなく場所が事前にわかり時間的なロスが少ないからだ。僕の誕生日は12月21日でユースの会員証を出すと、受付のお姉さんがハッピーバースデイーを歌ってくれたりもした。あれはベルギーのブリュッセルだったかな?ブリュージュだっかな?どっちでもいいしそんな昔の事忘れているのだけど、どこかに証拠が残っているかも???というくらい僕の誕生日は楽しき孤独を過ごしていた。ただ今でもそんなに変わらないのはちょっとねえ・・・?という愚痴はともかく、僕にとってクリスマスは特別の日だ。ウィーンで過ごしたクリスマス・イヴではユースから市街の真ん中にある大聖堂へクリスマス・ミサを見に行った。ただその帰りは覚えていない。だが次の日は早朝ハンガリーへ向ったのだった。そんな生活は今でも変わってないような・・・人間失格だね。今朝も携帯の履歴を見て昨日の深夜になぜ電話しているの????とびっくりだった。前日ブログで温かいグリューワインの話をしたら懐かしくなってさっそく安物の0赤ワインを温めて風呂で飲んでしまった。いつのまに一本空けてしまった。今日は今日で膨大な数のお皿の洗い物。お店まで行く足が重い。どうやって軽くするか?・・・そんな事ばかり考えている。