ティー・タイム(3)

前回、商売の神ヘルメスを登場させ、その時にブランドのエルメスとの関係は僕はわからないなんて無責任な事を書いたが、責任を感じエルメスのホームページを見たが関係なかった。エルメスのロゴにある古そうな一頭立ての二輪馬車と馬の前に立っている人を見たらギリシャ時代に見えなくもない。だがエルメスは馬具製作で起業した会社なんだって。やがて車社会になると予見してバッグ製作に転業して大成功して今日に至っているそうだ。以上です。
 さて、今日もヘルメスとゼウスが絡んだもう一つの神話を。今回はゼウスの奥様のヘラも絡むので大変な騒動になりそうだ。
 それにしてもゼウスは女に近づくのに白鳥(レダ)になったり牛(エウロパ)になったり実にマメな神だ。それが女神でも普通の女性でも妖精でも構わないのだからゼウスのバイタリティーは凄いと思う。で、今回の神話ではゼウス自身は変身しないのだが、相手の若く美しい女性はヘラの神殿にいた「みこさん」(すみません変換不能)だった。ただでさえ嫉妬深く相手をとことん陥れるヘラに近い女性に手を出すのはまずいだろう。その女性の名はイオ(古い音階【旋法】に似た名前があるので覚えやすい。)で、今回は本当に相手が悪かった。勿論悪いのはゼウスだがヘラがタダで済ませる筈がない。さて、どんな展開になるかは次回に。