サムソンとデリラ’(7)

第一幕
  サムソン達の民族は迫害されていた。皆が自分たちの神に祈っている所へサムソンが神託を授かった今こそ蜂起するのだと言い皆もサムソンに従った。そこへ敵兵の大守がサムソン達の神を嘲笑う。サムソンが怒りをあらわにしたので大守は剣を取り殺そうとしたがサムソンが返り討ちにした。そして敵軍を追い払った。そこへ神殿から高僧が現れる。殺された大守を見て激怒し兵士たちにサムソンを殺すように言うがサムソンの怪力に怯えた兵士たちは町から逃げ出す。サムソンたちは勝利し解放されたことで神に感謝した。そこへ神殿から乙女たちに囲まれた美女デリラが現れる。そして乙女たちの踊りに合わせてサムソンを誘惑し自分の家に誘う。デリラに魅了されたサムソンは、長老たちから身の破滅だと苦言されるがとうとうデリラに愛の告白をする。デリラは官能的な歌と踊りでサムソンを虜にし神殿に帰っていく。