リヒャルト・シュトラウスという作曲家

リヒャルト・シュトラウスはドイツの天才的な作曲家だ。あらゆるジャンル(クラシックのね)の曲を手掛け全てが名曲だ。例えばモーツァルト以来なかった名曲を約100年後生まれたシュトラウスは創作した。それがオーボエ協奏曲でありホルン協奏曲だ。あるいはたくさんの名曲があるヴァイオリンソナタの一つにも彼の曲をレパートリーとしている名演奏家がいる。その彼が今一つ一般的に超有名でないのは一つは、同じ名前のヨハン・シュトラウス父子(音楽は全然違うが彼らは絶対にニューイヤーのウイーン・フィルで演奏されるしそれが世界中に放送されるからね)の存在と、僕はサン=サーンスと同じだと思っている。彼らは時代的に大変に保守的な曲だった。そして器用過ぎたのかなあ?どちらも本当に大好きだ。でも斜に構える輩は「この時代だったらこのくらい創作しても普通だよね!」と言うのもいておかしくはない。その曲の本質を見て聴いて欲しんだけどね(笑)だって、いい曲は本当にいい曲なんだもん。音楽は博物誌ではないからね。
 さて絵画の題材等でも有名な『サロメ』や『バラの騎士』などオペラの名曲を残したリヒャルト・シュトラウスはとんでもない(つまり前例のない)オペラを残した。オペラは日本語で『歌劇』そしてもう一つのジャンルはオペレッタ『喜歌劇』に分類されるのだが、彼はそれを融合してしまうのだ。そのタイトルは『ナクソス島のナルキッソス』これ実は3話前のバッカスミノタウロスに関係するので興味ある人〜もう一度目を通してみてください。