ただしが来た(3)


(これは先代ルナちゃん、古い写真ばかりですみません)
 居間でライはくつろいでいたが、ただしが近寄ると「ウ〜」と唸った。これはルナでもそうだから仕方がない。ルナは相変わらずただしに興味津津だ。ちょっかいだしたくて仕方がなさそうだ。当のただしは初めての他人の家に入ったわりにヘラヘラとしながらウロウロしていた。物おじせず僕の所に寄ってきたりあっちこっち物色していた。粗暴なところは全くなかったがボランティアのご夫婦は、こんなただしは初めて見たと驚いていた。ただ一つ困ったくせがあった。水が入ったバケツと容器を置いていたのだが、それをただしはちゃぶ台返しよろしく逆ちゃぶ台返しごとくそれを前足でガシャンとひっくり返すのだ。当然床が水浸しだ。ご夫婦は気を使って「すみませんねえ、このくせだけは治らないんですよ!」と言いながら拭いてくれた。僕は「そのままでいいですよ。だったらまたやるでしょうから。」と言ったら、ただしは本当にまたやった。
ご夫婦はベルジアンタービュレンのライとグレートデンのルナをとても可愛がってくれた。そして楽しいひと時を過ごして、ただしを連れて帰っていった。我が家からご夫婦の家まで約1時間かかる。結構な田舎でただしはのびのびと暮らしていたのだろう。そのただしが今度は一週間のホームステイでまた我が家にやってくる。本当に楽しみだ。だから多分次のブログのタイトルはただしが来たpart2になるのかな?