幸せな時と幸せな空間(同窓会)


(僕達も同窓生)
 8月23日(日)僕が卒業した音楽大学時代の同窓会があった。大学そのものも規模は小さく一学年130人だが僕達の管楽器弦楽器打楽器コースは僕達の学年は13人だった。そんな中ででも人生いろいろある。辞めたものや単位を落としたものやら。でも今回の幹事の粋な計らいで僕達が入学した当時そのままのメンバーが集まった。しかも都合悪く欠席したのは1名だけであとはみんな集った。
 前にも書いたが僕達はみんな仲が良かった。おそろいのトレーナーをつくったり、女子全員は自宅生だったので僕がアパートの部屋を貸してやって僕とトランペットの男以外で泊まりの宴会やったり・・・とにかくみんな仲が良かった。だからといってべたべたした関係ではなかった。これは僕達の学年の性質だった。だから大学の主催であった過去2回の同窓会も僕を含め昨日会った連中は誰も参加していなかったようだ。そんな僕達のほぼ全員が集ったのだ。
 午前11時30分から午後2時までの間中、全員がしゃべくりまくり笑いまくり本当に本当に楽しい時間があっという間に過ぎていった。幸せな時と空間をたっぷりと堪能した。
 男は2名で僕は在学中はもてなかったがもう一人の彼はもてた。僕ら54歳にもなると体型や顔も変容してくる。実際僕のお店であった中学時代の同窓会では皆さんけっこう歳相応になっていた。その中で僕はよく「若いよね〜」と言われて優越感に浸っていた。ところがだ!昔からモテテいた彼は若くて体型も保っていてさわやかでカッコよかった。まったくもってこの野郎だ!しかも中学校の校長だという。30年以上経ってもやられっぱなしだ。しかたがない。行いと心構えからちがうのだから・・・。だって彼は福岡から広島まで車で来ているのだ。僕からしては考えられない。だって同窓会でしょ?飲まないの?という気持ちだ。僕は当然山口から広島まで新幹線できた。当然浴びるように飲んだ。その結果として僕は広島から新幹線の帰途山口で降り損ね小倉からまた新幹線で山口まで戻った。昔からもう結果は明白だった訳だ。
 前日30歳の若いピアニストに「飲んで演奏した方がよかったね」と演奏中小声で言われる様な男だ。