同窓会(1)


 昨晩(13日)お店で小中学校の同窓会があった。当然貸し切りだ。僕達の学校はみんな仲が良かったと思っている。そしてこうして会って話するとそれを実感する。僕の性格からかそこまで感情移入はないが、実際会うと楽しい。昨晩は初めて参加した同窓生、しかも「東の横綱」と言われたもて男が参加したものだから本当に盛り上がった。
 さて、僕はこの夏もう一つの同窓会に出席する。それは大学時代の同窓生でプライベートな会だ。音楽大学で『器楽科管弦打コース』つまり管楽器弦楽器打楽器のメンバーだけが集うものだ。僕達の学年は仲が良かった。でもベタベタした関係ではなかったので、卒業以来一度も同窓会はなかった。ところがだ今年のある日突然に電話があった。「8月23日に同窓会をしようと思うんだけど・・・」同窓生といっても全学生でも一学年130人、僕達管弦打は13人しかいない。そのうち男は二人だけだ。僕はその大学で、もてるかもてないかは確率ではないと学んだ。もう一人の男はもてた。話しは飛んだが、同窓会の話を受けたその時は興味がなかったのでそのもう一人の男が行くなら行くと返事した。なぜならその男クールで絶対に行かないと僕は確信していたからだ。僕はなんて卑怯な人間なんだろうか・・・(ショボン)だが、その男は行こうと思っていると答えた。僕は彼に言った。「お互いに歳をとったということかなあ。」彼が行くなら僕もと答えた以上僕も参加する事になった。
 行くと決まればすごく楽しみになった。同窓会は昼だ。ネットで調べるとその日の夕方から広島カープと巨人戦が行われるようだ。やった!これを観てホテルに泊まって翌日遊んで帰ろう。夢は膨らんでいた。ところがだ、神様はよく人間性をみている。そううまくはいかなかったのだ