近況報告(8月)その1


 写真は去年の年末に他界したモナカだ。彼は僕達が初めて飼った犬バーニーズマウンテンドック(ムン)を連れて山へ連れて散歩にいっていた時に拾った捨て猫だった。本当に小さくて拾った時には肛門にたくさんのウジがついていた。誰も引き取ってくれなかったので猫に興味ない僕が仕方なく飼い始めた猫だった。飼い始めると愛着が湧くものだ。実際昨昨年、お店の屋根裏に産み落とされ命の危険も危ぶまれた子猫2匹を現在飼っているくらいだ。
 モナカは出生の原因か、とっても用心深かった。我が家に出入りした多くの人のうち何人がモナカの姿を見ただろう。そして昨昨年から飼い始めている猫達もお母さんが凄く用心深いせいか一匹(χ)はやはり用心深い。が、もう一匹は(θ)しょっちゅうニャ〜ニャ〜鳴いてゴロゴロと僕や家内にひっついてくる。シータは自分が犬だと思っているみたいで僕も家内も犬どもも外出先から帰ると絶対に出入り口までシッポを振りながら出迎えてくれる。
 先日そんな話しを家内としたら、彼女はそうは言ってもシータとカイは猫だから適当な距離感はあるのだと言う。そして用心深く人に寄りつかないが、何となく嫁さんとは仲が良かった・・・と思っていたモナカは、家内に言わせると本当に仲が良かったと聞かされた。毎晩絶対に自分の頭にピッタリと身体を寄せて寝ていたと聞かされた。それを知らなかった僕達の関係はさておき、モナカがそんなに心許せる人と長年一緒に暮せたのだと今さらながら知って号泣し、これを書きながらも号泣している。だって、縁があって僕と出会えたのなら本当に本当にみんな幸せになって欲しいと心から思っている。現在老犬ライに猫のカイにシータ、そして新参者生後8ケ月ながらすでに40キロ以上あるルナ2世、みんなみんな幸せであってほしい。