6月の近況報告(6)


 最近散歩が足りていないか、ルナが成長盛りおてんば盛りで元気が余っているみたいで家の中で猫のシータを追いかけまわしている。ライは人間以外興味がなく、カイはルナを警戒して寄り付かない。ルナを相手してくれるのはシータしかいないのだ。はじめは追いかけられているシータを見て迷惑だろうなと思っていたがそうでもないらしい。椅子の下に上手く隠れてそれなりに猫パンチで応酬している。案外ルナもシータも楽しんでいるのかもしれない。
 昨日は憂鬱な一日だった。手の平を切って5針縫った事は既に述べたが昨日が抜糸の日で朝一番病院へ行った。整形外科の先生が包帯を取った僕の手を見て言った。「抜糸するまで指を動かさないように言ってたけど動かしてたようですね。」「はあ〜」そうなのだはじめはゆっくりなフルートの曲を練習していたんだけど最近は調子にのってフルートもピアノも普通に練習していた。その結果として・・・先生が僕の手を見せながら説明してくれた。「ほらね半分はくっついたが半分は傷が開いてるねえ。もう一度ここは縫っておこうか。」「えっ先生、縫うとまた2週間は指をうごかせないんでしょ?」勿論そうだと先生は言った。「先生、今月大事な演奏があってさすがにもう練習したいのですが。」「自然に治るのを待ってもいいけど傷をきれいにしたかったら縫った方がいいよ。」「先生、傷がのこてもいいです!」ということで抜糸して傷に塗る軟膏をもらって帰宅した。精神的なものだろうが手の平がジンジンするような気がする。こうして練習もしないで憂鬱な一日を過ごしたのだった。