6月の近況報告(5)


 ルナとシータの関係もそうだが、毎日やきもきと見守っていることがある。今年駐車場に初めて巣を造ってくれたツバメだ。巣作りを始めたことは以前このブログにも記した。その時、家内が大きな犬がウロウロするし大きな蛇もいるからそのうちいなくなると言う、と書いたと思う。その後だ!僕の温かい見守りで立派な巣はできあがった。ところがだ。この時期ツバメは頻繁に夫婦で巣の内外を飛び回っているイメージがあるのだが、うちのツバメはけっこう留守をしている。まさか家主と同様に夜遊びツバメか?と心配になる。あるいはこんなことを妄想してしまう。「どうだい!立派な家ができただろう?」「なによ、何故こんな所に家をつくったのよ!大きな犬はウロウロするし、へんな男がいつも見ているし最悪よ。私絶対こんな所に住まないわよ。ましてこんな所で子育てなんかできないわよ。だってここはあの変な男の手が簡単にとどくのよ。心配で子ども達をおいていけないわ!私達もう別れましょう!」この妄想はまんざら的外れではないみたいで、このツバメ完全に家を捨てたのではないみたいなのだ。時々一羽で巣の中にいる。でも卵を温めているようではない。そこで僕はまたまた妄想する。「あ〜あ、あんなに頑張ってこんな立派な家を作ったのだから早く戻ってきてくれないかなあ〜。ションボリ!」僕も同情するし同感だ。早く嫁さんが帰ってきてくれ可愛い子ども達が見たいものだ。本当にやきもきしながら車で出入りする度にそっと巣を見ている。