再生と復活(5)


(剪定の前にお散歩タイムよ❤)
 雨もあがったし、来週は台風が来るらしいから今日からまた大木にいどまらなくてはならない。一番大きな木はやっと終えたが、我が家の庭にはまだまだたくさん木が乱立している。(僕にはそう見える)
 そのせいかもしれないし、昨日まで久々にギリシアの話をしたせいかもしれない。今日はギリシア熱のような木にまつわる話をしてから、剪定を頑張るとするか!
 牧神パンの話は以前したと思う。多くのニンフの中からシリンクスが好きになって追いかけたが、シリンクスは半神ヤギのお化けのような牧神は好きではなく葦の原っぱに逃げて一本の葦に化けたのだった。その中で一番風に響く葦をシリンクスだと想いその葦を切って作ったのがパンの笛だ。
 そのパンの笛と音楽で競って勝ったのがアポロンの竪琴だった。そのアポロンだが、僕の前に現れたミューズの使いのキューピットよろしくアフロディーテ(ビーナス)のキューピットはその代名詞的な存在だ。所謂愛のキューピット、エロスだ。まだ可愛い男の子だったキューピット、エロスが相手を愛するようになる魔法の矢で遊んでいると、アポロンが子どもがそんな物で遊ぶと危ないぞ!と注意した。そこでエロスは河の神の娘ダフネに向けて矢を射た。たちまちアポロンはダフネを愛した。それを嫌がったダフネは月桂樹に化けた。これは彫刻にもなっている有名な話だ。現在でも勝利者に送られる月桂樹の輪はアポロンのダフネへの愛の象徴だった。
 さあ、剪定でも始めるか〜。もっと大切に木を剪定しよう〜と!