明日はクリスマス・イヴ


(昔サンタの格好をさせられて街を歩きました)
 師が走る位速い12月、気付けばもう年末だし、このブログもまったく書いていなかった事に今日気付きました。
 言い訳すれば2つに尽きる。
 一つは、12月10日にあった今年一番期待していたコンサート、クリスマン・ツィメルマンのピアノコンサートだ。ベートーヴェンの後期3大ソナタの演奏で、神々しく感動を越えて普通の不変なる境地を共感したものだから、その後フワフワした気持ちからなかなか抜け出せないでいる。
 もう一つは、私のお店が年末の忘年会シーズンとはいえ、連日多くのお客さんが訪れ、忙しく繁盛していた事にある。この状況が毎年コンスタントにあれば、もっと幸せなのに!と、どのお店も思っているだろう。僕はこの時期だけでも幸せに感じている。別に謙虚だからではない。この状況が続けば練習できないからだ。お客さんが多ければ不思議と疲れは残らない。
 さて、明日はクリスマス・イヴだ。僕は神様の導きで、毎年本当の教会でクリスマス礼拝の後にミニコンサートをさせて頂いている。本当は安定したメンバーで行いたいのだが、最近の僕の音楽生活を象徴するように毎年様々なメンバーで行っている。それでも共通するのは僕の息子が毎年参加している事だ。これは手前みそ、親バカだと思って頂きたい。もともとは限られたメンバーで何か変化のあるプログラムをと思い、しかも子どもが演奏すれば信者の皆さまも温かく見守って頂けると息子を担ぎ出したのがきっかけだった。
息子はリコーダーもヴァイオリンもまあまあ演奏できる。息子のリコーダーでバッハやヴァイオリンでモーツァルトを演奏したりした。信者の皆さまはだんだん息子の音楽的な成長を楽しみにされているのも、その後の雑談で感じていた。その息子は大学受験生になりさすがに今年のクリスマス・イヴは演奏しないという。僕は僕で、現在弟子はいなくなったと言って過言ではない。それでも神は僕を捨てない。
 今年の共演者は、過去中学生、高校生の時の僕のフルートの弟子で、音楽大をピアノで卒業後音楽教室のピアノの先生をし、息子のピアノの先生だった美しい女性が先生だった僕のオルガン伴奏を気持ちよく引き受けてくれた。いろいろな意味で心に残る年になった今年、最後の演奏になるであるうイヴの演奏は幸運にも心に残る演奏になりそうだ。プログラムも彼女のお蔭で最高に楽しいものになった。後日この演奏会の事はこのブログに記します。ちなみに教会は、宇部市宇部緑橋教会でキャンドルサービス礼拝は午後6時半からで、僕の演奏は礼拝後の7時半から約30分です。信者さんでなくても礼拝できます。キャンドルサービスは本当に美しいですよ。