偽装問題を考える


(私の可愛い名前、ルナは偽装ではないわよ❤)
 最近テレビのニュースやワイドショーでは某ホテルチェーンの偽装問題で賑やかだ。当事者たちは偽装ではなく誤表示だと説明しているが、この問題はいろいろな意味や角度からみえてくる問題点が面白い。
 偽装か誤表示かは専門家やマスコミにお任せするにしても、その商品を価値があがるように表示したのであればやはり偽装なのだろうなと思う。神戸牛を松坂牛と誤って表示したと言い訳するのとは次元が違う。
 値段がいくらの料理だったのか不明だが、お手軽な値段で高級な食材を使ったいい料理が食べられる訳がない。高級な食材を食べ慣れている人ならもっと別の高級店に行っているのだろう。だとしたら某ホテルは罪な事をしたものだ。「お前達には食材の違いはわかるまい・・・」的なその対応は、食材の違いがわからないからこそホテルを信用して安心して食べた人達を欺いた事になる。「このエビ美味しいねえ。さすがここのポークは違うね・」などと語り合いながら食事したカップルもいただろう。今頃バツの悪い思いをしながら憤然たる感情を持っているのだろう。
 料金は返金されるというが、領収書かレシートがなければならないそうだ。普通一般人でレシートなど残しているものではない。もし残っているのだとしたら飲食代として経費で落とせられる方々だろう。結婚式の披露宴ではどうだったのだろう??老婆心は膨らむばかりだ。
 某ホテルの社長が弁明の会見をしている場に中国料理長が出て釈明会見をしていた。中華では小エビを芝エビと表すのはこの業界では普通の事だ、と語っていた。それが正しいのか間違っているのかはわからないが、業界の常識が一般社会の感覚とはかけ離れている事は音楽業界でもありえるなあ・・・と、今回のご表示問題から改めて考えさせられた。