発表演奏会のステージに立つ。


(私たちもおりこうさんステージへ)
 今日私とライヴィッチが仲良く朝のお散歩に行ったらワイマラナー君が一人でフラフラしていたので一緒に家に帰って来た。派出所に連絡すると「届け出がないので、うちで引き取れば2日で保健所行きです。」
なんておどかすので、市役所にお願いした。すぐに、飼い主をみつけてくれた。こうしてワイマラナー君は我が家でルナピンスキー一日分の朝ごはんを一人で食べておうちへ帰って行きました。
 さて、発表演奏会のステージへ上がる事になった山ちゃんだが、だからどうしたの?というくらい書くほどのものは無い。つまり練習して頑張って演奏しただけだ。ただ日本と違うとすれば、当たり前だが、そこがドイツだった、という事か。
 デトモルト音楽大学は昔の宮殿が大学になっていた。宮殿と言ってもいろいろあります。皆さんがもしベルサイユ宮殿をイメージしているとしたら、こう考えてください。と、山ちゃんは言っている。犬というとルナピンスキーのようなグレート・デンをイメージしているみなさん(そんな人いないだろ〜ルナ)は、イメージをもっと小さくしてボーダーコリーくらいに、いやコーギーかな?いやいやミニチュアダックスかチワワくらいにしてみてください。だって。
それでも宮殿は宮殿だ。それなりに立派な建物で、それなりに立派な庭がある。そうだチワワが遊ぶには、広すぎるくらいな庭だ。その宮殿の校舎の一階に小ホールがある。いわゆる宮殿の中部屋という趣だ。コーギーなら十分に走れまわれる。そして窓からチワワの庭が望める。そのような部屋のホールで演奏できるのだ。気持ちよく演奏できた。聴衆に常連の教授もおりたくさんの学生も見に来ていた。120人くらいが定員だろう。ほぼ満員の会場を見ても不思議と変な緊張をしない。その場の空気も違うのだが、学生たちの表情も違った。純粋に仲間の音楽を楽しんでいた、ような気がした。とにかく山ちゃんは日本ではない伝統と環境のなかで演奏を楽しんだのだった。