講習会の帰りはアルプスでハイキング?


(お散歩の帰り道で・・・)
 山ちゃんが後悔したスイスの講習会は結局聴講という形で参加できた。この講習会自体は18万円相当の費用がかかるのだが、山ちゃんは今回はかからなかったらしい。そのカラクリはこうだ。
 ドイツには学生を支援するいろいろな団体がある。
山ちゃんはその中で講習会等支援団体の会員になっていた。会員になるのは簡単だ。手紙に会員になりたいと書いて学生証明を送ればいいのだ。すると講習会の費用の半額が援助されるのだった。
今回も山ちゃんは講習会へ参加するため参加費を振り込んだ。だが、不幸にも聴講になったので会場で半額を返してもらった。そして振り込み用紙を支援団体へ送ったので半額がそちらから振り込まれた。よって、無料で講習会が受けられた訳だ。でも、お金を出しても受けたかったと後悔しているそうだ。その舌の根が乾かないうちに山ちゃんはアルプスへ行ったらしい。
 山ちゃんのいたローザンヌに、去年一緒に車でイタリアへ行った先輩留学生Kさんが車で迎えに来た。
そして一緒にスイスのアルプス地方にドライブへ行った。グリーンデルバルトという村へ泊まり、翌朝リフトで山頂へ行きそこからハイキングだ。目の前にユングフラウが迫っていた。夏なのにユングフラウの頂は雪があった。そしてそこから村の麓まで迫りくる氷河が圧巻だった。すばらしい眺望に感動した。講習の後悔なんて吹き飛んでしまった。この大自然を前にすると全てたいした事はない!と、思ったらしい。
こうして山ちゃんはデトモルトに帰って行った。