いざオリンピアの遺跡へ


(ライヴィッチはオリンピア顔?)
 オリンピアは皆さんがご承知のようにあのオリンピック発祥の地である。だから山ちゃんは大変期待したようである。・・・何を?いや何となく!
という事で、山ちゃんはオリンピアでまずホテルをとることにした。オリンピアはちょっとした町だった。ホテルもレストランも充実していた。簡単にホテルはとれた。カジュアルな雰囲気のレストランも何軒かあった。さあ、いざオリンピアの遺跡へ!だ。デルフィの遺跡へ行った後のオリンピアはちょっとがっかりだった。神殿跡の柱がほとんど復元されてなく切られた大きなロールケーキのようにゴロゴロしていた。やはり遺跡はアテネのパルテノンやデルフィのアポロン神殿跡のように柱が凛と立っていないと古代の空気を体感できない。それでも、オリンピックの聖火が巫女?によって灯される場所などや広いオリンピアのスタジアムを見た時は感動した。スタジアムは緑が美しい芝生がいっぱいに敷かれていた。スタジアム内では観光客が砲丸投げの真似をしたり、走る真似をしたり、レスリングの真似をしたりでみんな浮かれていた。山ちゃんもスタジアムの客席の芝生に座って、浮かれた観光客を眺めながら、静かにビールを飲みながら浮かれていた。
 夕方はカジュアルレストランでギリシャ風肉料理を食べた。ギリシャ料理は日本人の味覚に大変合うのだ。めったにレストランで食べなかったがギリシャでは物価が安く入りやすい雰囲気のレストランが多かったのでよくレストランを利用したが、どこもおいしく頂けたのを記憶している。
翌朝早く山ちゃんはミケーネに向かった。