山ちゃん、アテネのパルテノンの丘に立つ!


(ルナピンスキー雪上に立つ!)
 山ちゃんはパルテノンの丘に立った。アテネの街が一望できた。ドイツなどで目にする近代的な建物や高層建築は全くなく、感動的な風景だった・・。・・・は、トルコから来ないで直接ドイツから来ていたら、もっと感動していただろう、という思いの・・・だ。
山ちゃんは、次に古代ギリシャの集会場アゴラを見に行った。「ここがあのアゴラか〜。」感慨深いものがあった。高校の世界史の試験の回答でアゴラが出た。その時先生が「いろいろな怪獣の名前が出ていた。」と言った。山ちゃんは『ジーグラス』と書いた。そのジーグラス否アゴラにこうして立っているのだ。
その後ブラブラと丘を下りながら街をぶらぶらした。
山ちゃんは、何を食べたかはもう記憶にないそうだが
何を食べてもおいしかったそうだ。そしてメニューの食べ物が店頭に並んでいて注文しやすいお店がたくさんあったそうだ。レストランは行かなかったらしい。
それは、一人旅でレストランに行かない主義であると共に、ギリシャ語が全くわからないからだった。トルコは当然アラビア文字で理解できるわけがない!っと開き直れたのだが、ギリシャがこんなにわからないとは思ってもいなかった。アルファベットではなく、いわゆるαβθのギリシャ文字だったのだ。ちなみにこれはアルファベットでabcで読み方はアルファ、ベータ、シータだ。そんなものだからTAXですら読めない。だから食べ物は指であれこれと指して頼めるお店に限るのだ。で、それが美味しいのだから満足ではないか。もちろんビールも簡単に手に入った。ビールの味は?尋ねる事無かれ!山ちゃんはアルコール信仰でどんな飲み物もありがたく頂けるそうだ。実際に、「ビールや赤ワインはその国の文化やアイデンティティを感じるんだ。」と山ちゃんは訳のわからん事を言っている。そういえば、アルコールに厳しいイスラムの国トルコでも、山ちゃんは真っ先にビール等アルコールを確保していたそうだ。こんな調子で翌日、山ちゃんはアテネを離れて遺跡の旅へ出かけた。