デトモルトのレッスン風景まで


(これは山口の雪風景だ〜もうすぐかな〜?)
 4月に始まった(1986年の話だけどね!ルナ)山ちゃんのドイツでの音楽生活も、5月に復活祭で2週間のお休みで、7月下旬からは夏休みで約2カ月間のお休みだった。お陰でいろいろな体験ができ充実した休みにはなった。ところで山ちゃんのレッスンはどうなっているのだろうか?(休みボケしとらんか〜?ルナ)
 レッスンは週に1回でこれは日本と変わらない。違うとすれば、日本ではレッスンの曜日と時間は固定されているのだが、ドイツでは金曜日に翌週のレッスン日時のスケジュール表が貼りだされる。そのスケジュール表は教授がレッスン可能な曜日時間が書かれているだけだ。学生たちはそれにきそって自分の希望時間に自分の名前を書き込む。
 当時のドイツでは日本の大学で取った単位が修得したと認められるため、日本の音楽大学を卒業した山ちゃんはレッスンをするだけで卒業できた。だが、山ちゃんの先生のアヒレス教授のクラスは2週間に一回ほど「練習曲の会」と「モーツァルトの協奏曲の会」なるものが行われた。これは多分日本のどこの大学でもないのではないのだろうか!?と思われた山ちゃんにとっては充実した楽しい会であった。それに日本では絶対にないであろう素晴らしいレッスンもあった。それはアヒレス先生のレッスンと違って本当にスリリングで時には落ち込むようなレッスンであった。
(山ちゃんの人生そのものがスリリングで落ち込んでいるのではないか〜?ルナ)