どうしても指揮者になりたいの???


(これはルナピンスキーではなくシーサーだよ)
 指揮者が見ているスコアという楽譜はオーケストラの楽器の楽譜が全部載っているのだ。指揮者はそれを同時に見て音楽を創っていかなければならない。たとえばベートーヴェン交響曲ぐらいだと、スコアの上からピッコロ、フルート、オーボエー、クラリネットファゴットの5段があって、その下に2段に書かれた4本のホルンの楽譜がありその下にトランペット、トロンボーン、チューバの金管楽器が続きその下にティンパニと打楽器がありその下が弦楽器第1ヴァイオリン第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスがある。だから曲が盛り上がって全部の楽器が演奏すると20段ぐらいの楽譜を見なくてはならない。それがロマン派のマーラーなどの楽譜だと40段を超える場合もたくさんある。
 しかもだ、楽器はみんながト音記号ヘ音記号で演奏するわけではない。ハ音記号という楽譜もある。ヴィオラがそうだ。チェロやファゴットも出てくる。しかもヴィオラのハ音記号とドの位置が違う。しかもだ!ここが肝心だが、管楽器は楽譜に書かれている音と実際に出てくる音が違う移調楽器があるのだ。例えば楽譜ではドと書かれていたら実際はシのフラットが出るのがクラリネットやトランペット、トロンボーンだ。ドがファの音になるのがホルンで、クラリネットでもラの音になる場合もあり、それを同時に読み取り指揮をしなくてはならない。(以上山ちゃん語る)
 ルナピンスキー、テンションが完全に下がり眠くなるが、山ちゃんさらに続ける。
 だから例えば、ドの音をレと間違えた場合は、ヴァイオリンやフルートはそのままト音記号でわかりやすいがクラリネットの楽譜の場合だと「レの音をミと間違えているよ」と言ってあげ、それがホルンだと「ソの音をラと間違っているよ」と言ってあげないといけないのだ。わかるかなあ〜?
ルナピンスキー〜!・?・・・ZZZZZZZZZZZZZZZ