なぜ2番なんですか?1番ではいけないんですか?


(私はいつも1番になりた〜い) 
 そういえば朝のお散歩で、山ちゃんはいつの間にか自転車に乗っている。「ライヴィッチが太ってきたからなあ」なんて言い訳しているけど、お前も走ればいいではないか。山ちゃんこそ太るぞ〜!いいのか〜?3デブトリオのボスになっても。
 私は自転車でのお散歩は嫌だ。あれはお散歩ではない。ジョギングだ。ライヴィッチは単純だから自転車に淡々とついて走っている。私は道草もいろいろと食べてみたい。匂いもゆっくり嗅いでみたいし、猫や鳥も気になる。走ればライヴィッチより先に行きたいのだ。そんな私に山ちゃんは「もう、ルナピンスキーは気まぐれなんだから!」と言う。私が気まぐれではない。お前たちが単細胞なだけなんだ。女は複雑で繊細なのだ。やっぱり歩いてお散歩がしたいなあ。
 ところで私はどうしても気に入らない事がある。それは、いつも2番なのだ。お散歩で水を飲む時も、家でご飯を食べる時もおやつをもらう時も、いつもいつも2番。もっと気に入らないのは1番がライヴィッチだからだ。なぜ〜2番?だって私の方が大きいし、よく食べるし、よく飲むし、フェラリアの薬の量だって多いいし、足だって本気で走れば私の方が速い。なんていったってケンカだって本気になれば私の方が強い。なのになぜライヴィッチの方が1番なの?私は1番になりた〜い!