何故モナチンが影のボスになっていったのか(前編)


(だから誰が影のボスだって〜?)

 山ちゃんも奥様もモナチンにはとっても甘い!どうやらあの「ごは〜ん❤」という猫撫で声がいいらしい。普段はうるさいライヴィッチもご飯の時はおりこうさんの顔でピシッとしている。本当に節操のない奴だ。私はご飯をくれっときちんと主張できる。私は「ゴハン!ゴハゴハゴハ〜ン!ゴハン!」とはっきり主張しているから隣の部屋で練習している山ちゃんもご飯時はすぐわかるらしい。こんなリーダーシップがある私がいまだにボスになれないのは、ただただモナチンが山田家の最古参だからだけだと私は思っている。
 山ちゃんの話によると、8年前に先代のワンちゃん(バーニーズのムンちゃん)と散歩で山へ登る途中に生まれたてのような小さな捨て猫が2匹寄り添ってミャ〜ミャ〜鳴いていた。山から降りる途中では一匹は亡くなっていてその傍でミャ〜ミャ〜鳴いていたのがモナチンだったらしい。すぐに病院へ連れて行ったがお尻はウジ虫だらけで死にそうだったところだんだん回復していったそうだ。(今ではこんなにブタ猫になるとは・・ルナ)その頃の山ちゃんは猫は好きではなかったらしくてすぐに里親を見つけるつもりで名前をつけずに育てていたそうだ。でも里親もみつからず、山ちゃんのお腹の上で寝ている(ある意味すごい事だ!ビックリ・・ルナ)その子猫をみて山田家の一員にしたそうだ。(その頃から単純な奴だっただ・・・ルナ)名前は餡子がはみ出ているような鼻から『モナカ』とつけられたらしい。じゃあ誰が『モナチン』って言ってるんだ〜?またあいつか〜?!