山ちゃんの日曜日の過ごし方。


(これがルナピンスキーの日曜日の過ごし方だ)
 私のパソコン音痴は困ったもんだ。そのくせ山ちゃんは変なプライドがあるからたちが悪い。
 さっきも、このブログで『ドイツでの初めてのクリスマス。』を書いてやろうと思ってパソコンを開いたが、操作を誤ったみたいでタイトルだけになってしまった。どうしていいかわからないからもう一度書き始めようと思ったら、「ちがう話にしよう」と山ちゃんが言う。しかたない、また聞いてやるか!

 デトモルトの日曜日はとても暇だった。その頃のドイツの日曜日はキリスト教安息日なので商店も開いていない。もちろん大学はない。だからデトモルトの日本人たちは交流の野球大会かテニス大会になる。
ドイツ人は野球をしないので、集まるのは日本人がほとんどで他は変わったドイツ人の高校生くらいだ。当時は韓国と日本はあまり仲良くなかった。韓流ブームから本当に国際的に日韓が仲良くなった。当時のデトモルトも多くはなかったが韓国人がいた。個人的には仲良くしていたが交流はほとんどなかった。今だったらデトモルトの日韓草野球大会が行われているのではないだろうか?!
 日曜日の野球は2つの楽しみがあった。1つは、打ち上げに夕方からある日本人宅でバーベキュー大会があった。その日本人は昔からデトモルトに住んでいるファゴット演奏家だった。デトモルトの歌劇場で演奏していて、デトモルトの日本人学生たちは大なり小なり彼の存在を心強く思っていた。少なくとも山ちゃんにとっては日曜日に行われたバーベキュー大会は本当に楽しいものだった。このバーベキュー大会を楽しんでいた、現在一流のプロオーケストラ演奏家も複数いると思う。オアシスのような町デトモルトの日本人のオアシスのようなひと時だったようだ。