指揮者になりた〜い!(その2)


(こんな顔して指揮してやろうか?)
 山ちゃんの話によると、そんなに簡単には指揮者にはなれないらしい。指揮は指揮棒の振り方が上手いだけではなれないらしい。大事なのは練習時の音楽づくりらしい。いかに個性ある楽団員が納得して演奏してもらえるような音楽がつくれるかが大事なんだそうだ。でもなによりそのチャンスがもらえる事すら難しいし、それがプロであれば宝くじを当てるよりも難しいらしい。 確かにそうだ・・・
 昨日オーケストラのメンバーを発表したが、それら個性的な面々を指揮するのはちょっとなあ・・・私はマイペースだからなあ・・・でも、ちなみに興行主はドーベルマンに決めている。彼は何と言っても押しがききそうだ。で、マネージャーはヨークシャーテリアだ。彼女はイギリスを中心にテリア系という太いパイプを持っていそうだ。これで完璧だったはずだった。
 それでも指揮者になりた〜い!と言ったら、山ちゃんはどうしたら指揮者になれるかを考えてくれた。
その結果、一番簡単な方法は自分の楽団を作って自分でチケットを売って自分で指揮をすればいいという話だった。どう考えても自分でチケットを売ったり宣伝したりできないのでやっぱりドーベルマンヨークシャーテリアを雇うことにして、どのくらいお金がかかるか一緒に試算してみた。(次回につづく)