ライヴィッチ警察犬に挑戦させられる?


(ライヴィッチ、目指せ警察犬!)
 私たちの睡眠を翻弄され続けたワールドカップはスペインの劇的勝利で終わった。結局奥様は日本が負けてから夜起きてくる事はなかった。山ちゃんは相変わらず見ているのか寝ているのかわからない。フウガ君も最後の決勝まで見ていた。フウガ君そのまま学校に行ったのに、山ちゃんお散歩から帰ったら私たちと一緒にゴロゴロしながらそのまま寝てしまった。本当にお気楽な奴だ。山ちゃんが働かないで山田家は大丈夫か〜?そういえば山ちゃんが私たちのゴハン(ドライフードにお肉とキャベツを入れるの❤)を作っている奥様に「それだけしかお肉をいれないんだ〜」と言うと奥様「そうよこれ以上お肉を入れたければもっと稼いでちょうだい!」だって、カッカッカッ言われてやんの。・・・ん?私たちのゴハンは山ちゃんの稼ぎにかかっているのではないか・・おいっ、寝てる場合じゃあないぞ!
 山ちゃんじゃあ頼りないから、おいっ、ライヴィッチ!お前警察犬にならないかあ?以前山ちゃんの知り合いの警察の人が山ちゃんたちに楽しい警察犬の話をしていた。迷子のお年寄りを探しに行って一緒に迷子になった警察犬の件は面白かったぞ。で、その警察官は最後に「警察犬はほとんどが民間の委託なので、警察犬にしたらいいのに。」と言い残して行った。警察犬にと私を指さずにライヴィッチを指すところがさすがだ、私の性格をよく見抜いていらっしゃる。
 単細胞の山ちゃんはすぐに特訓を始める。紙コップを3つ伏せて置く。その中の一つに匂いの付いた布を入れる。ライヴィッチは部屋の端で同じ匂いの布を嗅がされてからコップに向かう・・・あれっ、向かわない。山ちゃんライヴィッチをコップまで誘導する。ライヴィッチに匂い布の入ったコップを選ばせる。ある意味すごい結果だった。そのコップが最後まで残った。その後何回か行われ、山ちゃんは諦めた。
 おいそこでゴロゴロ寝ているデブで根性無しの山ちゃんとデブでおバカなライヴィッチ!もっと頑張って訓練して警察犬になって稼いで来んか〜?